2008年

8月10日(日)
大阪芸術大学特別演奏会「クラシックとジャズとポップスと」へ行った。
毎年、夏にやってる定期演奏会なんだそうで、西日本の6都市をまわる。
広島の会場は原爆資料館のとなりにある国際会議場フェニックスホール。
こんなのやってるなんて知らなかったなぁ。
チケットは2500円なんだけど、僕は招待券を申し込んだので無料。
まあ、だから行ってみよう、という気になったんだけどね。
エリック・ミヤシロのトランペットと森川美穂の歌が生で聴ける!
さらに、パーカッションのカルロス管野が見られる・・・てことで、
これは行かなきゃ!・・・という衝動だけで行ってしまった(笑)。

第1部  大阪芸術大学管弦楽団+声楽アンサンブル

 1 ウィリアムテル序曲
 2 夢路より                   
 3 アニー・ローリー           
 4 百万本のバラ            
 5 浜辺の歌          三原剛          
 6 波浮の港           〃              
 7 昴               〃                 
 8 村祭り              
 9 花                
10 夏は来ぬ             
11 里の秋              
12 冬の夜              
13 行進曲「威風堂々」第一番  

第2部  1、10  O.U.A. JAZZ MASTERS ORCHESTRA 
      4〜6  GOLDEN KEWPIE JAZZ ORCHESTRA with MALTA
7〜9  O.U.A. JAZZ〜 + GOLDEN KEWPIE〜
   
1 いま君は美しい      O.U.A.ポップス・シンガーズ&チア・リーダー      
 2 サヨナラについて     曜(ひかる)     
 3 Resgueado         藤井義順&新納悠記
 4 Soul Bossa Nova                 サックスと指揮・MALTA 

 5 Maria 松本浩昭 (トランペット) 〃
 6 Four Brothers                     〃        
 7 Blue Water         森川美穂         指揮・山室紘一
 8 会いたい          沢田知可子         〃
 9 Gift             沢田知可子+森川美穂  〃
10 We Offer You Praise   Vocal Ensemble & 1回生クワイヤ 

20分の休憩をはさんで2部構成、2時間半のコンサートだった。
どういうわけか、エリック・ミヤシロとカルロス管野の2人は不参加で、
あれ?出てこんやん・・・と思いつつも、多忙なんだろうな、と納得した。
それよりも、それについて全く説明が無かったことが不満だった。
チラシにもパンフレットにも名前が載ってるわけだし、
予定が変わったなら、それはきちんと伝えるべきだろう?

それはそれとして、コンサートは、まあまあ楽しかった・・・てところだった。
教員・OB・学生たちの演奏だから、演奏レベルはプロとは違うし、
そこに数人のプロが共演する・・・というものだから、そこは納得できた。
ただ、それでも「まあまあ」と感じたのは、全体の構成や流れがいまいち
メリハリがなく、ダラ〜っと一本調子だったことと、
内輪の発表会を見せられてるような感じで、興ざめする場面があったこと。
音楽以外の部分で、こういうのがあるのはよくないと思った。

さて、そんななかで、すごく良かったのが三原剛と森川美穂。
三原さんはイタリアと日本で活動しているオペラ歌手で、3曲歌った。
しっかりした強い声がきれいに伸びて、それが会場全体に響き渡って、
耳で聴いてるというよりも、体中にビシビシ伝わってくるというものだった。
あんな歌声を生で聴いたのは初めてだったから、これは感動した。
オペラの世界には、錦織健や秋川雅史のような有名な人のほかにも、
実力があって海外で活躍してる人がいるんだな〜というのがわかったし、
ロックやポップスとは、音楽のレベルが違うなあ、というのを実感した。

森川美穂は初期の頃、2回、コンサートに行ってるから楽しみだった。
「Blue Water」は最大のヒット曲で、これを生で聴いて、あの頃よりもさらに
歌が上手くなってることに驚いたし、そうことか!と気づいたことがあった。
僕は最初の3枚が好きで、4枚目から方向が変わっていったから
聴かなくなったんだけど、あのときの路線変更は、この声だったのだ。
彼女の声の力と魅力をいちばん活かせる方向へ変えたのだ。
パンチの効いた歌声が伸びやかにまっすぐ、どこまでも響いていくから、
こんな人だったのね!と、彼女のホントの姿をようやく知った場面だった。
感動したし、嬉しさもあったし、同時に、ちょっとだけ後悔した。
あれから後もずっとライブに行ってればよかったなあ・・・と思ったのだ。
この人はタダもんじゃないね。すごいね。
2009 11/10 23:43:43 | 音楽 | Comment(0)
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