2008年
8月21日(木)
奥平真吾JAZZトリオ From New York のコンサートへ行った。
会場は福山リーデンローズ小ホール。
少し空席もあったけどほぼ満員で、いい感じの熱気があって、良い雰囲気。
知り合いのKtさんが僕を見つけて声をかけてくれた。嬉しい。
奥平真吾 ドラム
シェリル・ベイリー ギター
ブライアン・シャレット オルガン
1 サイザルの畑
2
3 Dance of the Dream Maker
4
5
6
7 Starbrite
8 Ray's Way
9 A Soft Green Light
10 The Wesenback
11 Ceder's Mood
12 Take The Coltolane
15分の休憩をはさんで2部構成、2時間5分のコンサートだった。
曲紹介のメモとって、あとからネットで調べたけど、わかったのはこれだけ。
全曲、英語のタイトルだし、僕は一切、曲を知らないから、これは仕方ない。
エレキギターのジャズは退屈そうなイメージしかなかったから、
チケット買ってみたものの、どうなんかな〜?という思いはずっとあった。
でもステージが始まると、3人が対等に音で会話していて、
それぞれのソロがあるし、アドリブセッションみたいな展開もあって、
聴いていて、とても面白く、ダレないし、飽きなかった。
第1部の最後の曲なんて、ドラムソロからオルガンとギターのかけあいに
なって、そのセッションのなかでオルガンとギターそれぞれのソロがあって、
そうやって見せ場を用意しながら演奏はどんどん熱く熱くなっていく・・・という
展開で、客席からは何度も歓声と拍手が沸き起こって盛り上がった。
楽しかったなあ。
バンドリーダー奥平真吾のドラムは、力いっぱいドタバタ叩くでなく、
小技が多いテクニックひけらかしタイプでもなく、軽やかで伸び伸び叩いてて
聴いていて重くないし、明るさと気持ちよさがあってすごく良かった。
少年のまま・・・みたいな若々しいルックスの人だから、
それも手伝って、バンドの雰囲気が明るいものになっていたし、
とにかくドラムが大好きで、演奏するのが楽しいんだよ・・・というのが
見ていて素直に伝わってきた。
こんなドラムは初めて聴いたし、すごく良かったし、凄いもの見ました!
シェリル・ベイリーのギターは、まろやかな音色でやわらかい演奏をしていて、
あれこれ弾きまくるという感じではなく、全体のアンサンブルに色をつけていく
というタイプで、しかも同じギターをずっと使っていたのにびっくり!
音が自由に泳いでる・・・と感じたなあ。
ブライアン・シャレットのオルガンは、60年代のサイケデリックな音から
モダンでおしゃれなサウンドまで、曲に合わせ、セッションに合わせて
アンサンブルを自由に演出していた。
オルガンて、こんなに表現豊かなことが出来るんだ!と驚いたし、
彼の演奏はどこか、それで遊んでるように感じられて、見ていても楽しかった。
無邪気なおじさんだなあ、という印象。見た目は渋いのにね(笑)。
チラシに載っていた写真を見て、男性だと思っていたシェリル・ベイリー。
ステージに3人が登場してきたとき、そこで初めて女性であることがわかり、
うわぁ!と驚いた。
ショートカットだし、スラっとしてるし、あの写真は男に見えるよなあ(笑)。
いや、べつにいいんだけどね。
