2008年

10月31日(金) 
ルイス・ナッシュ&ビバップ・オールスターズのコンサートへ行った。
「富士通コンコード・ジャズ・フェスティバル2008」のひとつで、
会場は県民文化センターふくやま。
530席のホールが今回も満員だった。お客の僕もなんだか嬉しかった。

ルイス・ナッシュ    (ドラム)
フランク・ウェス     (トランペット、テナー・サックス、フルート)
テレル・スタッフォード (トランペット)
ジェシー・デイヴィス  (アルト・サックス)
マルグリュー・ミラー  (ピアノ)
ピーター・ワシントン  (ウッドベース)

第1部  1 I'll Remember April
      2 Autumn Leaves
      3 Anthropology
      4 Autumn New York

第2部  5 The Migets
      6 April In Paris
      7 Sandu
      8 I Remember Clifford
      9 Lotus Blossom

     10 Cool Struttin' 

15分の休憩をはさみ、アンコールまで2時間のコンサート。
2年ぶりの福山公演だし、また来てくれた!という観客の思いもあって、
会場は喜びと歓迎の雰囲気に満たされて、アットホームなライブになった。
歓声も拍手も熱いし、前回にも負けない盛り上がりで、最高に楽しかった!

ルイス・ナッシュはリーダーなのに今回も控えめで、最高の演奏をしながら、
メンバーたちを盛り立てて、彼らが主役なんだよ、と言ってるみたいだった。
楽しそうに演奏してる姿が印象的で、それを見てるだけでも心地よい。
ジャズ界の重鎮、フランク・ウェスは前回から2つ年齢が上がって86歳!
なのに、ふらつくこともなく、しっかりした音を出すし、リズムも狂わない。
全くヨレヨレじゃないんだから、この人はどこまでいくんだろう?と思った。
で、僕が好きなベースのピーター・ワシントン。
黙々とウッドベースを弾いてるんだけど、ときどき笑顔を見せるのだ。
クールだけど、あたたかみというか、人間味が伝わってくるんだよ。
いいなあ。

とにかく音がすごく気持ちいいから、その心地良さに浸っているだけで、
自然に気分が軽くなっていって、幸せな気持ちになっていく。
そんな2時間だった。

で、今回、最大のサプライズが、なんとメンバー全員とのサイン&握手会。
会場でCDを買うと、参加できるということだった。
前回の東京公演がライブ・アルバムになって発売されたばかりで、
せっかくだから会場で買おうと決めていて、入場してすぐに買ったら
そういうことになっていて、そこで初めて知ったのだった。

終演後、ロビーのはしにテーブルと椅子が並べられて、
そこにゾロゾロとメンバー全員が現れて並んで座り、始まった。
買ったばかりのCDに、一人ずつ、サインを書いて握手してくれる。
これはすごく嬉しいことだったけど、英語できないし緊張したなあ。
気持ちを伝えたいのに伝えられないもどかしさがあって、悔しかったり。
ルイス・ナッシュは明るい人柄で、がっしりと力強い握手をしてくれた。
ピーターはもの静かな人みたいで、ゆっくりと落ち着いた握手だった。
ついさっきまでステージで演奏してた人たちが目の前にいる・・・ことが
信じられないし、この手で演奏してたんだ!と思うと気持ちが高まった。
この日いちばんドキドキして、緊張して、感動した時間だったな〜。

ライブを終えた直後で、メンバー全員疲れてるはずなのに、
お客さん一人一人に丁寧にサインと握手をしてくれて、いい人たちだ。
自分たちのCDを出したので、その販売活動でやってるわけだけど、
地道にがんばっていこうという彼らの姿勢が伝わってきたよ。

  
2009 11/11 22:59:57 | none | Comment(0)
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