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愛知県高浜市に本店がある「吉浜人形」では、世界遺産の「屋久杉」や高品質の絹「ぐんま黄金」など、大変貴重な材料を使用した五月人形が販売されています。
現在では、屋久杉を伐採することは禁止されています。そこで、吉浜人形の五月人形に使用されている屋久杉は、以前伐採された切り株などを入手しています。しかし、それはほんのわずかな量です。そんな貴重な材料を多くの人に届けるために、突き板仕上げで薄くそぎ、とても手間のかかる「浮造り」という技法が施されています。
屋久杉飾りに採用している「浮造り」とは、数十本竹串を束ねた道具を使って、何度も素材の表面をこすって、木目の一部のみを浮き出るように仕上げる工法のことです。この浮造りは、通常より厚い表面材を必要とし、高度な技術を要します。これにより、美しい屋久杉の木目が、最大限に引き立ちます。浮造りを施した「屋久杉鎧平飾り」は、吉浜価格で436,800円です。
「屋久杉織三段飾り」は、五月人形に屋久杉をまとわせています。屋久杉を薄さ0.1mmに加工して屋久杉箔にし、帯地と同様の「引箔織り」という技法により布地にしました。木目をそのまま残し、兜と鎧に「屋久杉織り」を施した、とても貴重な五月人形となっています。「屋久杉織三段飾り」は、吉浜価格で123,900円です。
また、豪華な鎧飾りにしたい、という人におすすめなのは「黄金鎧飾り」です。最上の美しさを誇る、群馬で誕生した絹「ぐんま黄金」を使用し、その品のある輝きと繊細さを生かして、極上の甲冑に仕上げました。「黄金鎧飾り」は、吉浜価格で310,800円です。
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