夏は憂鬱 秋は憐憫 冬は退屈的日々雑記
●『Q&A』(幻冬社・単行本)
●恩田陸
●読んだ日:2004年08月06-07日。
●コメントとか:帯にね、これぞ小説、って書いてたの。
そりゃあ読むしかないよね。
で、図書館で予約して借りて読んだよ。
わたしが今まで読んだなかで間違いなくてっぺん、ちょう感動した!!
東京郊外の大型スーパーで多くの死傷者を出す事件発生、その原因解明のための質問と答えのみで話が進むのね(だからタイトルがQ&Aですよ)。
そのなかに人間の暗沌とした部分が滲んでてこわい。
トラックの運転手だったかな、男の人とのQ&Aには背筋が寒くなったね、ぎゃーって感じ。
当時わたし、大型スーパーのテナントでバイトしてたし、こんなことあったら死ぬんじゃないかとびくびくしながら働いてました(笑)。
いや今だから笑えるけどさ、ほんとこんなん起きたら大惨事だよ、集団心理はおそろしい。
さてこの話、どう収拾つけるんだろうと思って終盤に臨むも、わかったようなわからないような終わり方で、これってわたしのあたまが悪いからわかんないの?
でも恩田陸っぽいと言うか、とりあえず読んだらわかるよ、この透明感さえ漂う怖面白さ。
2006 06/08 22:12:54 | none | Comment(0)
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