みなさん紙の規格が分からず、A2ってどの大きさだろう?とか考えた事はありませんか?? A4とか、B5とかいう紙の大きさの規格は、それぞれ基準となるA判、B判を何分割したか、というものです。 たとえば、最大の場合は、A0、その半分がA1、A1の半分がA2、というふうに、AやBの後ろの数の回数分、2分割していくわけです。 出版業界では、A1、B1を全判と呼ぶ習慣があるそうですが、本来は0判が全紙サイズらしいです。 B判もA判と同様にサイズを決めたわけですが、俗説が広まっているので、少し注意しましょう。 日本に漉き紙(すきがみ、和紙のように漉いて作る)が伝わったのは、610年、高句麗の僧、曇徴によってもたらされたのが最初、となっています。 これを改良、進化させて和紙が広まって行きました。 江戸時代になると、幕府が公文書に使う紙の大きさ(美濃紙)を決めました。 これが、現代のB判のルーツであるというのは、実は微妙に違っていて、A判の面積を1,5倍にすると、 美濃紙に近い寸法がとれるので、採用したわけです。 明治、大正ごろの出版物は、美濃紙を基準としていたものが多く、公文書もそうでした。 そういう都合から、このサイズを残したかったのですね。 私は初めて知ったのでみんなに紙の大きさの話をしたら、まわりのみんなは知っていた!笑 でも今日もまた一つ勉強になりました!
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