兄弟のいる家庭では、どうしても兄弟げんかはしてしまうし、それは当たり前のことですよね。
その兄弟げんかも激しかったりすると、お母さんも大変ですよね。


けれど、兄弟げんかは決して悪いことではないのです。むしろ、たくさんけんかした方がいいものです。
けんかをした経験とは、成長において非常に大切なもので、そこから子供たちはいろいろなものを学んでいくのです。


ですから、親が中に入って止めることは、できるだけ避けたいところです。
もちろん、けがをする程の危険なけんかは、親が止めないといけませんが、少しぐらいなら止めない方が良いのです。
小さい時からけんかをたくさんやっていると、相手の痛みや自分の苦しみが体験できて、自然と身についていきます。


それを親がすぐに止めてしまうと、どこで止めるべきか、子供は自分で判断することができなくなってしまいます。
現代の凶悪な事件などは、子供の時にけんかの経験をしたことがなく、相手に対する加減がわからなくなっていることに、起因している場合もあるのです。
それは、親や周りの大人にも、大きな責任があるということです。


兄弟がいるのなら、けんかをするのは当たり前のことです。
社会に出る前から、ぶつかり合うという経験をすることができるのだから、これはとても幸せなことなのです。


もし、お母さんが、子供同士のけんかを見ていたくないのだったら、けんかが落ち着くまで他の部屋で待っていてもいいでしょう。
もちろん、ケガがないように見守りながら、決してお母さんが止めさせずに待ちましょう。お母さんも辛抱です。


親が、相手に対する態度の良し悪しを、しっかり教えて育てたのなら、子供はきっと自分たちで止めることができるでしょう。
やれるとこまで、子供たちに判断させることも、大切な教育なのです。


お母さんとしては、落ち着いていられないかもしれませんが、それを乗り切ることができれば、子供はきっと人の気持ちがわかる子に成長します。
2008 09/06 02:53:46 | 子育てのお悩み特集
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