大連帰国日記

2005年 05月 31日 の記事 (2件)


最近は一番嫌な仕事、テレアポだ。
この営業部は電話予約が非常に少ない。それでよく営業部になっているものだと不思議で仕方がない。いかにいいかげ・・・とと、大らかかが伺えるだろう。
だが、業務ソフトウェアは店に置いて売れるものではない。営業電話はほぼ必修項目だ。飛込みセールスじゃないだけマシなんだろう。
私は言われれば仕方なく掛ける、という感じだ。もともと営業職希望ではないが、ここまで来てそれを理由に辞めるわけにも、逃げ回ることもしたくないからだ。
そういう仕事が嫌で日本語教師を目指し、大連に来た私にとって、この状況はまさに天からの強引ななりゆき、というか嫌がらせだと思う。

日本で一般家庭にかける保険やなんかとは違い、貿易などの業務システムなので、思ったよりしっかりと対応してもらえるが、セールス電話はどこの国でもあって、割とどこの会社もやっていて、にもかかわらずなんで印象が悪いとされるんだろう?
多分その理由は、
1.犯罪、悪徳勧誘が多いから
2.自分の仕事や時間をアカの他人によって邪魔されるから
3.固定観念
と言ったとこだろう。ちなみに私がやっているのは悪徳勧誘ではなく、純粋に、業務に必要かどうかを電話という手段によって伺っている。FAXや郵便だと見ないで捨てられるから仕方が無い。場所も海外の日本企業向けなので、宣伝にも無理がある。
では何で人はテレアポするか?
?.一番手っ取り早く、直接聞ければ効果的な手段だから
?.うまく利用すればボッたくれるから
?.時給がいいから(バイト)
?.たまたま入社した会社の営業部で、せざるを得ないから

現代人は?による1を恐れ、3(固定観念)が生まれたんだろう。理由2は些細なことであり、それほど不愉快なことではないはずだ。道を聞かれて自分の時間を妨げられた、と思う人は少ないだろうし。急いでいればその旨を普通に言うだろう。
その固定観念は、人が爬虫類を嫌うのと一緒だと思う。プラス、お金を払う側(お客様)意識も手伝って、電話の受け側の地位は保護される。日本人は特にそうだ。

そういえば今日、昼休みに定食屋でまた店員とお客が喧嘩していた。理由は分からなかったが、二人とも店中に響き渡る声を上げて怒鳴りあっている。たまに見るが、非常に見苦しい光景だ。中国ではまだまだ一般的に売り手も買い手も対等で、お客に怒鳴り返すことも全然OKだ。
それもどうかと思うが、日本と中国、足して2で割って欲しい・・・

もちろん中には爬虫類好きな人が居るように、話し込んでくる人もいらっしゃる。し、やはり内容が内容なだけに、それほど邪険にはされない。むしろ、業務管理システムちょうど欲しかった、ってとこには重宝されちゃったりもしうる。

それにしても、悪徳電話やキャッチセールスのせいで、正当な営業が脅かされる気がする。道を聞いてもキャッチセールスだと思われ、無視されることが多いらしい。卒論アンケートなんて道端では絶対出来たモンじゃないだろう。。

「人の振り見て我が振りなおせ」だ。自分がセールス電話を受けたときに、内容を吟味しながら対応すべきなんだな、と思う。
でもまた余計に性格が歪みそうだ。
2005 05/31 18:10:01 | none | Comment(0)
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大連、と言えばアカシア。と、日本ではよく聞いた。アカシアはちょうど今が見頃だ。
が、実の所大連市内にアカシアはほとんどなく、現地ではアカシアはそれほど騒がれていない。アカシア祭りというものはあっても、その「アカシア」はほとんど名前だけだ。
先週、そのアカシア祭りで、大連の各地でイベントが行われていた。予告無しにイベントがあるのはそれほど珍しくはない(いきなり近所で大きな打ち上げ花火や爆竹はよくあること)が、
会社帰りのいつもの道、横の公園で人だかりがあった。珍しくお年よりが多い。


京劇をやっているではないか。簡易的な京劇だが、公開している。横で楽器を弾いているのは民間のお年よりだろう。


なんと言っているのかはさっぱり分からなかったが、しばらく見入ってしまった。
中国文化の一コマでした。
2005 05/31 13:35:56 | none | Comment(0)
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