最近は一番嫌な仕事、テレアポだ。 この営業部は電話予約が非常に少ない。それでよく営業部になっているものだと不思議で仕方がない。いかにいいかげ・・・とと、大らかかが伺えるだろう。 だが、業務ソフトウェアは店に置いて売れるものではない。営業電話はほぼ必修項目だ。飛込みセールスじゃないだけマシなんだろう。 私は言われれば仕方なく掛ける、という感じだ。もともと営業職希望ではないが、ここまで来てそれを理由に辞めるわけにも、逃げ回ることもしたくないからだ。 そういう仕事が嫌で日本語教師を目指し、大連に来た私にとって、この状況はまさに天からの強引ななりゆき、というか嫌がらせだと思う。
日本で一般家庭にかける保険やなんかとは違い、貿易などの業務システムなので、思ったよりしっかりと対応してもらえるが、セールス電話はどこの国でもあって、割とどこの会社もやっていて、にもかかわらずなんで印象が悪いとされるんだろう? 多分その理由は、 1.犯罪、悪徳勧誘が多いから 2.自分の仕事や時間をアカの他人によって邪魔されるから 3.固定観念 と言ったとこだろう。ちなみに私がやっているのは悪徳勧誘ではなく、純粋に、業務に必要かどうかを電話という手段によって伺っている。FAXや郵便だと見ないで捨てられるから仕方が無い。場所も海外の日本企業向けなので、宣伝にも無理がある。 では何で人はテレアポするか? ?.一番手っ取り早く、直接聞ければ効果的な手段だから ?.うまく利用すればボッたくれるから ?.時給がいいから(バイト) ?.たまたま入社した会社の営業部で、せざるを得ないから
現代人は?による1を恐れ、3(固定観念)が生まれたんだろう。理由2は些細なことであり、それほど不愉快なことではないはずだ。道を聞かれて自分の時間を妨げられた、と思う人は少ないだろうし。急いでいればその旨を普通に言うだろう。 その固定観念は、人が爬虫類を嫌うのと一緒だと思う。プラス、お金を払う側(お客様)意識も手伝って、電話の受け側の地位は保護される。日本人は特にそうだ。
そういえば今日、昼休みに定食屋でまた店員とお客が喧嘩していた。理由は分からなかったが、二人とも店中に響き渡る声を上げて怒鳴りあっている。たまに見るが、非常に見苦しい光景だ。中国ではまだまだ一般的に売り手も買い手も対等で、お客に怒鳴り返すことも全然OKだ。 それもどうかと思うが、日本と中国、足して2で割って欲しい・・・
もちろん中には爬虫類好きな人が居るように、話し込んでくる人もいらっしゃる。し、やはり内容が内容なだけに、それほど邪険にはされない。むしろ、業務管理システムちょうど欲しかった、ってとこには重宝されちゃったりもしうる。
それにしても、悪徳電話やキャッチセールスのせいで、正当な営業が脅かされる気がする。道を聞いてもキャッチセールスだと思われ、無視されることが多いらしい。卒論アンケートなんて道端では絶対出来たモンじゃないだろう。。
「人の振り見て我が振りなおせ」だ。自分がセールス電話を受けたときに、内容を吟味しながら対応すべきなんだな、と思う。 でもまた余計に性格が歪みそうだ。
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