昨日の新聞に、

文部科学省は、「ゆとり教育」からの大幅な方針転換のため、

2011年4月から、およそ30年ぶりに授業時間と学習内容を増やすことにした。

とありました。



私自身は、ゆとり教育からの転換は賛成です。

ゆとり教育によって

学習時間が減ったかというと

減っていないでしょう。

学校での学習時間が減ったり

学習内容が簡単化した結果、

塾など学校外での勉強が増えただけです。



本来、学校での勉強だけで十分にすべきところを

ゆとり教育になったことで、

塾に行かざるおえない状況になってきたのでは・・・

と思います。

そうすると各家庭での所得の問題などで

教育の差が生まれています。



また、ゆとり教育は

ただ詰め込むだけの教育ではなく

自らが考える力をつけるためという

方針もあったかと思えます。



しかし、2008年にノーベル物理学賞を受賞した益川敏英教授は

「今の教育というのは、考えない子どもを一生懸命つくっている。

ゆとりを与えなきゃいかんというのはナンセンスだと」と、

現在のゆとり教育には反対の立場を表明した、

とあります。



今、社会に出て

私自身、学校で勉強したことは

ほとんど意味があると

考えています。



職業にもよるでしょう。

私の職業、税理士においてはすべての教科が役に立っています。

算数・数学はもちろん。

国語は、お客さんへのメール、執筆活動、難解な法律書や専門書の読解。

社会や理科は、お客さんと話すときの一般知識として。

英語は、六本木という場所柄、外国の方や外資系の方との取引もあります。

どのような職業に就くのか、

また勉強したことをどういかすのかによっても

多少の異なりはあるかもしれませんが、

すべての教科の勉強は必要です。



ただし、日本の教育は詰め込みだけではなく、

それが実社会にどう活かせるのかということを

考えた上での教育も入れ込んで欲しいと願います。



顕著な例で、

日本人は英語がへたくそです。

では、勉強しなかったからというと

中学校や小学校からずっと勉強しています。

それなのに、英語が話せない、読めないという

大人が多いです。

これは、実践的な日常に使えるような指導方法が

とられて来ていなかったことも原因だと考えます。



これからの日本も

グローバル化がますます強まってきます。

英語に限らず、

すべての勉強が楽しく、将来意味のあるもので

あることを願います。



そのためには、教科によっては

各分野の専門家が入る授業が

増えていってもいいのかなと考えます。
2010 04/01 07:26:13 | none | Comment(0)
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