振り込め詐欺の対策として銀行、警察がＡＴＭ（現金自動受払機）の警戒を強める中、郵便事業の小包サービス「エクスパック」を悪用した詐欺が増加している。
　「エクスパック」は、全国一律５００円で荷物を送れるサービス。コンビニで購入でき、切手を張ることなく手軽に投かんでき、郵便事業という信用性が詐欺につながりやすくなっている。現金を送ることができないサービスではあるが、中身を確認するために開けることができないため、詐欺の手法として増加してきている。
　考えればいいことではあるが、お金を送るために金融機関を使わないのはおかしなことである。ただ、相手の文言に思い当たる節があれば、後ろめたい気持ちになり、周りが見えなくなり手口に気づかなくなってくるものである。新しい手口ではあるが知っておく必要がある。
　身内に高齢者がいる場合は、上記のような手口があることを教えておくべきだろう。