
イタリアを旅行した時の事です。
ミラノのスフォルツェスコ城を訪ねました。

ここには、ロンダニーニのピエタと呼ばれる、ミケランジェロの晩年のピエタ(悲しみの聖母)像がひっそりと置かれています。
彼はほとんど目が見えない状態で、手の感覚で彫ったそうですが、未完のまま彼は亡くなってしまいました。
この作品は細部まで彫られていません。非常にシンプルなものです。
そして、キリストの後ろに立つマリアも年をとり、キリストよりもマリアのほうが哀れな感じがします。

サン・ピエトロ大聖堂にある、彼25歳の時のピエタ像は有名です。
が、ミケランジェロの置かれた状況への私の思い入れなどもあるのかもしれませんが、私は、こちらからは聖母の哀しみというより人間の深い悲しみを感じてなりません。