よくレッスンで”メロディーを大きく、伴奏は小さく”って習い、和音は"ソプラノの音を大きく!”って習います。必要な音だけを浮き出してそのほかの音は重要でないから小さくと、楽譜に書かれている音に優劣をつけています。でも楽譜に書かれている音に、優劣はなくすべてがとても重要です。書かれている1つ1つの音が、どうつながってどんな性格になるのか、音がどう合わさってどんな色になるのか、それらすべてからどのような表現になっているのか、それを知るにはすべての音がちゃんと鳴っていないとわかりません。そしてその音楽から何を感じるのか・・・、それが作曲家からのメッセージなのです。
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