何か、次の一手、サプライズがある予感はしてたが、今回は緊急利 下げではなく、これだったのかい、というニュース。 ダウも、為替も、久々にあったまったねえ。 少し、落ち着いてくれればいいのだけれども、結局は一時しのぎな んだろうな、今回の措置も。
米欧5中銀、サブプライム対策で資金供給拡大・緊急声明発表 米国、欧州など5つの主要中央銀行は11日、各国の短期金融市場で資金供給を拡大するとの緊急声明を発表した。米連邦準備理事会(FRB)が最大2000億ドル(約20兆円)の資金を市場に供給するとともに、欧州中央銀行(ECB)とスイス中央銀行へのドル資金融通枠を拡大する。主要中銀が資金供給で協調行動をとるのは、昨年12月に続き2回目。米国の信用力の低い個人向け住宅融資(サブプライムローン)問題をきっかけに高まった金融市場の不安を大量資金供給で抑えることを目指す。
今回の資金供給対策に参加するのはFRBのほか、ECB、イングランド銀行(BOE)、スイス国立銀行(SNB)、カナダ中央銀行。 日銀は今回の対策には直接参加しないが、各中銀の取り組みを歓迎する声明を公表し、記者会見を開いた。
FRBは通常の公開市場操作とは異なる新たな手法を取り入れて、金融機関の資金調達を助ける。3月27日から始める。 (日経サイト)
米FRBの新たな流動性対策に関する声明 [ワシントン 11日 ロイター] 米連邦準備理事会(FRB)が11日発表した声明は以下の通り。
2007年12月に協調策を講じてから、主要国中央銀行(G10)は、資金調達市場における流動性圧力に対して、引き続き協力し定期的に協議してきた。これらの一部市場における圧力は最近再び高まった。 こうした流動性圧力に対処するため引き続き協力し適切な策を講じる。
この目的に向け、カナダ銀行、イングランド銀行、欧州中央銀行(ECB)、米連邦準備理事会(FRB)およびスイス国立銀行は11日、特別策を発表した。
FRBは11日、証券貸出制度の拡充を発表した。新たなターム・セキュリティーズ・レンディング・ファシリティ(TSLF=ターム証券貸出制度)でプライマリーディーラーに対し、最大2000億ドルの財務省証券を(既存制度のオーバーナイトではなく)期間28日で貸し出す。受け入れ担保は、政府機関債、 政府系期間発行の住宅ローン担保証券(RMBS)、民間発行のトリプルA格RMBSを含む。
TSLFは、財務省証券や他の担保での資金調達市場での流動性を促進し、金融市場の機能を一段と広範に高めることを目指している。 従来の証券貸出制度同様、入札形式で証券を貸し出す。入札は2008年3月27日から週間で実施される。FRBは、TSLFのテクニカル面での様式特性についてプライマリーディーラーと協議する。
さらに連邦公開市場委員会(FOMC)は、ECBとスイス国立銀行との既存の一時的相互為替協定(スワップライン)を拡大することを承認した。これにより、ECBに最大300億ドル、スイス国立銀行に対して最大60億ドルのドル資金を供給、従来より100億ドルと20億ドル引き上げた。FOMCは、スワップ協定を2008年9月30日まで延長する。
11日発表された措置は、FRBが7日に発表したターム物入札額を1000億ドルに拡大し、累計1000億ドル規模のターム物レポを実施する方策を補完する。
|