上がり調子だったドル円およびクロス円相場と株式相場に暗雲。不安要素はまだまだ出尽くしてはいないようである。 4月から5月にかけて、上昇基調にあった各相場だが、今を買いとみるべきか、売りとみるべきか、二者択一の場面が差し迫っているようである。
NY株:急落、394ドル安 1年3カ月ぶりの下げ幅
【ワシントン斉藤信宏】6日のニューヨーク株式市場は、米景気の先行きに対する懸念が再燃したことなどを受けて急落、ダウ工業株30種平均は一時、前日終値比412.39ドル安の1万2192.06ドルまで値を下げた。終値でも同394.64ドル安の1万2209.81ドルと、昨年2月末以来、約1年3カ月ぶりの下げ幅を記録。3月19日以来、約2カ月半ぶりの安値で取引を終えた。ハイテク銘柄主体のナスダック総合指数も大幅反落、終値は同75.38ポイント安の2474.56だった。
米失業率の大幅悪化に加え、原油高が個人消費や企業業績に悪影響を及ぼすとの懸念が広がり、幅広い銘柄で売り注文が膨らんだ。
また、ニューヨーク外国為替市場では、米株価の急落を受けて円買いドル売りが進み、午後5時時点の円相場は、前日比1円03銭円高・ドル安の1ドル=104円86〜96銭で大方の取引を終えた。米景気の後退懸念から株価が下がり、ドル売りと原油高の要因になるという悪循環が続き、米市場は終日大荒れとなった。 (毎日新聞サイト)
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