生まれ故郷の函館にやむを得ない事情により戻って、やむを得ない事情で起業して約十年。思ったことを書いてみますね。
この街は、家計の可処分所得がとっても低い街です。
いうなれば、貧乏人が多い街。
ほかの地域に住む方にとってはびっくりな内容かもしれませんね。いろいろな企画でランクインしている住みたい街の一つですもの。
でも、貧乏な街なのです。
なぜなら、外から入ってくるお金が、観光収入以外はほとんどありません。
商売は内部のパイの取り合いです。いつか底をつきます。
昭和50年代までは、北洋漁業と函館ドック造船所の栄光がありました。いまや、その見る影もありません。
では、この街、どうすればいいのでしょうか?
私は友人たちにこう言ったことがあります。
現在の資源をもって、外貨を稼げる体力を構築せよと。
ここでいう外貨とはドルや元やユーロのことではありません。
私は函館の漁家から直接買い取った昆布などを首都圏の最終消費者へお届けする通販事業で生計を立てています。
私が首都圏の最終消費者から得た売り上げは、函館に住む漁業者に分配されるという構図です。これは、貿易で外国から得られる収入に匹敵すると思うのです。
このことを函館の経済団体で発言した友人によれば、言ってることがわからないとメンバーから一蹴されたらしい。
頭が悪い経済人が牛耳る街は衰退の一途をたどるでしょう。
これを読んだら気づきなさいよ、みんな。!!私はこの街とは心中しませんから。