為替市場と株式市場が微妙な動きを見せている。株式市場は鳴りを潜めた状態が続き、取引はそこそこされてはいるものの、全体の値動きがほとんどない。まるで、嵐の前の静けさのようである。為替市場も同様かと見せかけておいて、今日は突如午後から円高に振れた。原因は、ある大手金融機関が、例のサブプライムローン問題に絡み、大きな損失を抱えているといううわさが市場を駆け巡ったためらしい。その真偽は別にして、手がかりが乏しい、言い換えれば落ち着いた時期のはずなのに、今の相場の行く方角には、落ち込めばけっこうおそろしい落とし穴があちらこちらに口をあけているようである。
天才相場師は、そんな落とし穴さえもプラスの力に変えてしまうとてつもない能力を発揮するものだが・・・残念ながら、おらにはそんな力はないようである。