原油価格は調整で続落。こうなると、資金は株式市場や為替へ向かう。当然、米国株は反発、リスク回避志向は弱まり、円安へ向かう。FXをやってると、こうしたニュースも見逃せない。為替の動きの予測も容易になる。しかし、突発的な事象は予測できない。米国市場は今、何が起きるかわからない状態が続いている。
NY原油続落、87ドル台・利益確定売り優勢
【ニューヨーク=財満大介】22日のニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)で原油先物相場は続落。WTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)で、期近の11月物は前週末比1.04ドル安の1バレル87.56ドルで取引を終えた。
イラク北部でトルコ軍と戦闘を続けるクルド人武装組織が停戦に応じるとの情報が伝わり、中東の情勢不安による買いが一服するきっかけとなった。前週に5日連続で過去最高値を更新したこともあり、利益確定売りが優勢だった。(日経サイト)
WTI
【West Texas intermediate】
米国の代表的な原油。テキサス州西部とニューメキシコ州南東部で産出する。API(米国石油協会)比重は36以上の超軽質原油で、硫黄分も0.5%以下と低い。ニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)における先物取引の代表銘柄で、世界の原油市況の指標になっており、実際の生産量の数十から数百倍の取引量がある。最近では商品ファンド資金の流入などで投機的動きが強まっているとの批判もある。北米のWTI、欧州のブレント、アジアのドバイが世界の三大指標原油とされる
金や原油の買越残高急増、NY市場
ニューヨーク先物市場の金と原油の取引で、ファンドなど大口投機家の買越残高が急増している。ドル安や需給引き締まりを材料とした買いが加速し、金は過去最高、原油は2カ月ぶりの高水準となった。
金の買越残高は16日時点で20万1859枚(枚は最低取引単位)と、前週比1万1163枚増えた。増加は8週連続。この間、3倍弱に増えた計算となる。