政府組織による経済見通しよりも、個人投資家等の見方のほうが正しかった?
昨年8月以降の金融市場を眺めていて、大きな危機感を感じなかった個人投資家は一人もいなかったはず。
実際、過去のバブル崩壊も、政府のこうした見通しの甘さが引き起こしたものと考えるべきであろう。
サブプライム問題「把握しきれなかった」 額賀財務相
「なかなか把握しきれなかった」――額賀財務相は16日午後の記者会見で、米国の低所得者向け(サブプライム)住宅ローンに端を発した金融市場の混乱について、財務省として認識が甘かったことを認めた。
サブプライム問題を巡っては、額賀氏の前任の尾身・前財務相が昨年8月15日の記者会見で、「全体として大きな山場は越えたのかなという感じを持っている」と発言。しかし、問題はその後も広がり、最近の株価急落にもつながった。
額賀氏は「(金融市場に)リスクを分散したということについて、なかなか把握しきれなかった」と述べた。
(朝日サイト)