今後の、金融情勢に最も影響を与えるであろう、米国の「モノライン」の動向。
米連邦政府の政策においても重要視されることが望まれる。
大手金融機関が増資などで対応したとして、モノラインが立ち直らなければ無限の穴は広がるばかりだ。
モノライン:格下げで15兆円増資必要 英投資銀推計
英国の大手投資銀行バークレイズ・キャピタルは25日、サブプライム住宅ローン問題の影響で経営が悪化した米金融保証保険会社(モノライン)が格下げされると、世界の銀行は計1430億ドル(約15兆円)の増資を迫られる可能性があるとの推計をまとめた。
モノラインの格下げにより、保証対象のサブプライム関連の金融商品なども格下げされる可能性が高く、こうした商品を保有する銀行への影響拡大が懸念されている。
バークレイズは、主なモノラインが保証する金融商品など8200億ドルの75%を世界の銀行が保有するとの前提で推計。
モノラインの保証する金融商品が最上級の格付けの「トリプルA」から「シングルA」まで格下げされると、計1430億ドルの増資を迫られるという。(共同)
(毎日新聞サイト)