ウルトラセブン Xのこと。
一回録画をOUTであったが、後は全部観ている。
物語はけっこういいですね。
やはりアダルト向け(あっちではない)で、本格的SF作品を目標にしているのでしょう。
宇宙に行く青年の話のように、いいお話もあったし、先週のようにちょっとホラーぽかったけれど、悲しい物語もあった。
未来の管理社会というのは、欧米風・・・。
あまり派手な特撮は少ないが、それだけいい余韻が残ります。
一話完結ではあるが、番組を通して、主人公は誰なのか、という謎も残されている。
それがまたうまく調和されているとも思う。
ただそれだけに、何もセブンの力を借りなくても、または登場しなくてもいいのではないか、という物語も多いです。
もう今から言ってもしかたがないが、セブンの存在が中途半端で終わってしまうのが一番怖いかもしれないです。
それとやはり、このXと我々の追いかけていたセブンは全然別の固体ですね。
そしてあの世界とは全然別です。
あのセブンそして、モロボシ・ダンの,またアンヌ隊員やウルトラ警備隊が活躍した世界は全くなかったということです。
これは1984年にゴジラが復活した時にも第一作以外は全て飛ばされた、ということに似ているかもしれないです。
そこにやや寂しさは感じられますが。
作品としては成功でしょう。