2008年 10月 21日 の記事 (1件)


ウルトラQ第十三話は「ガラダマ」。
この作品もけっこう気に入っております。

ある日三国山脈の弓ヶ谷に、軽い隕石が落ちてきた。

この地方では隕石のことを「ガラダマ」と呼ぶのだが、子供達がそれを発見して、学校に届けた。
彼らはユラユラと揺れるように、落ちてきたというよりは降ってきたというように言った。

その頃日本各地では原因不明の電波障害が起こり、短波通信が不能という事件が起こっていた。

ガラダマは一の谷博士の勧めで東京の研究所へ送られた。

そこでその成分はチルソナイトと呼ばれる地球外で作られた合金だったことが判明する。
またある電波を発信していた。

そして今度はもっと大きくて、質量も重いガラダマが弓ヶ谷に降ってきた。
その衝撃でダムの水はすべてあふれなくなり、ダムにいた観光船ががけに引っかかるようになってしまう。
若い女性客が二人乗っていた。

万城目淳と戸川一平は彼女達を助けようとする。

すると驚くべきことにその大きなガラダマの中から、怪獣が現れた。
電波で操縦されるロボット怪獣のようであった。

怪獣はダムを破壊すると電波の発信源、すなわち東京へ向かおうとする。
このままでは東京がこの怪獣に破壊されてしまう。

だがの関係に気づいた一の谷博士は、隕石に電波遮断網をかけて、電波の遮断に成功する。

電波を遮断された怪獣は操縦不能となり倒された。

こうして地球の危機は去ったのであった。

30分ながら、よく作られている作品であった。
この時間でよくこれだけの作品を作れたと思っている。
ドラマとしては満点である。

登場怪獣のガラモンはこれもウルトラQの人気キャラで、後にウルトラマンでは等身大の怪獣としてピグモンとして再登場致します。
ちょっとオトボケキャラかもしれないが、迫力はあります。

最初から最後まで惹き込まれました。
多くの方に見ていただきたい作品です。

また当初「ガラモン」という名前は決まっておらず、「電波怪獣」と言われていた。
後で公募で決めたのだったかな?

面白いことにある雑誌ではこの怪獣の方を「電波怪獣ガラダマ」と紹介していた。
ミスといえばミスだが、笑ってしまう。

(キャスト)
万城目淳 佐原健二
一の谷博士 江川宇礼雄
戸川一平 西條康彦
江戸川由利子 桜井浩子
大木先生(理科教師) 福田豊士
物理学研究室・植田 富田浩太郎
長谷先生(守の担任) 新田勝江
由美(大学生) 平井三般子
綾子(大学生) 若原啓子
物理学研究室・助手A 川村和彦
物理学研究室・助手B 古山桂治
物理学研究室・助手C 辻本勝義
守 南谷智晴
モンスター 高橋実
ナレーター 石坂浩二

武 小林志津夫
満 古谷徹
遊覧船の男 ?
毎日新報社員 鈴木泰明

声優で有名な古谷徹さんが御出演されています。

また学校の先生役で福田豊土さんですね。

(スタッフ)
監修 円谷英二
脚本 金城哲夫
撮影 内海正治
照明 小林和夫
美術 清水喜代志
録音・現像 キヌタ・ラボラトリー
音楽 宮内国郎
編集 兼子玲子
助監督 満田かずほ
制作主任 真木照夫

[特殊技術]
撮影 高野宏一
照明 小林哲也
美術 成田亨
光学撮影 中野稔
助監督 鈴木俊継

特技監督 的場徹
監督 円谷一
制作 TBS
円谷プロダクション

金城哲夫さんの脚本ですね。
そして助監督は満田かずほさんでいらっしゃいます。
2008 10/21 22:19:40 | none | Comment(0)
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