ウルトラQ第十六話「ガラモンの逆襲」です。
本作品もけっこう気に入っております。 「ガラダマ」で大暴れしたガラモンが複数登場するのです。
まず冒頭はあのガラモンを動かした電子頭脳が宙物理学教室の金庫から自分で逃げて行きます。 そして一人の謎の男がそれを操っているのです。
ここでOPのテーマとタイトルバックです。 それも宇宙からガラダマが迫ってくるシーンも映ります。 この辺りはさすがの導入部ですね。
ガラダマは次々と東京に落下してその中からガラモンが現れ、破壊を開始します。 前はダムをその周辺だけであったのが、大都会東京のど真ん中に、それも数匹のガラモンが現れたのですからもう大変です。
そしてなす術もない人類達。 東京タワーを一匹のガラモンが襲いますがここもなかなかの特撮でした。
その東京を尻目に謎の男は行きずりのトラックに乗り込み郊外へ逃げて行きます。 そのうえそのトラックを盗んでしまいます。
だがようやく電波管理所の花沢主任によって、怪電波の発信源を突き止めた万城目淳達はは、謎の男を追い詰めます。 謎の男と警官隊が激しく戦いますが、ついに謎の男から電子頭脳を奪い返した花沢主任は、電波を遮断することに成功します。
ガラモンは次々と倒れていきます。
謎の男はトラックを奪われた運転手が放った拳銃の流れ弾に頭を撃たれますが、その時彼は正体を現します。 彼こそ遊星人のセミ人間であったのでした。
だがセミ人間はそのすぐ後に現れた円盤から発射された怪光線によって倒されてしまいました。 それは任務に失敗したからなのでありました。
彼が炎に包まれるという恐ろしいシーンで物語りは終わっております。
SF作品としても十分惹き込まれる作品でした。 演出も特撮も脚本もよくできていたと思いました。
平田昭彦さん、沼田曜一さんも御出演ですね。
金城哲夫氏の脚本です。
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