昨日観たDVDの中の一話です。
セブンの中では地味な作品かなと思っていましたが、昨日改めて観てなかなか秀作だと思いました。
炭鉱が落盤して、可愛がっていたハツカネズミのチュー吉を助けるために再び穴へ戻ってしまい生き埋めになった青年、薩摩次郎はモロボシ・ダン=ウルトラセブンに生き写しでした。
これは偶然ではあったが、彼の体をセブンが借りたのです。
次郎はかって友人と二人で登山をしていて、岸壁に宙吊りになってしまいその友人を助けるために自らのザイルを切断するような青年であったのだ。
ウルトラセブンは転落していく彼を助けたのだが、その行動に心を打たれ人間の姿でいる時の顔と体を借りたのであった。
この辺り森次晃嗣さんの一人二役なのですが、実に印象的です。
ダンの葛藤とがんばる次郎。 凄みを感じさせる演技でしたね。
またウルトラセブンの人間の姿がオリジナルではなく、地球人の体を借りたということが実にいいですね。
うれしく感じてしまうぐらいです。
ただこの話は伏線で、本線は謎の地底基地にあるのですが、本当は逆だったかもしれません。
ウルトラセブンとこの青年の交流というか関係こそが本題だったかもしれないです。
この地底基地には変なロボットがいますが、大して強くありません。 ただスーツアクターは中島春雄さんで「ウルトラセブン」唯一の御出演作品ですが。
この基地は簡単にウルトラ警備隊によって爆破されます。 もちろんアンヌさんも加わっていましたよ。
そしてセブンは次郎を救います。 本当によかったです。
ただしかたがないとはいえ、チューキチを忘れていってしまいましたが・・・。
チューキチはどうなったのでしょうか・・・。 もう死んでいたのでしょうか・・・。
いえそんなことはありません。
「超兵器R−1号」でラストシーンにハツカネズミが出てきましたね。
あれがチューキチだったのではないでしょうか・・・。 そして次郎が、助けてくれたお礼にダンに贈ったのだと思います。
次郎とダンの対面シーンは作品中にはありませんでしたが、そのように考えています。
本日はトクサツオタク本線でした・・・。
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