ウルトラQ第二十六話「燃えろ栄光」です。
ダイナマイト・ジョーという予告したラウンドに相手を倒す無敵のボクサーがいました。
そしてその予告というよりは予言を彼に告げていたのは何とピーターというワニの子供のような両生類のペットだったのです。
またピーターはジョーの友達でもあったのです。 彼はいつも水槽の中でいるのですが、周りの温度が上昇するとその体が大きくなるのでした。
ジョーは時々ピーターを外に出してやり、大きくなった彼とまた語り合うのでした。
ところがある日ジョーは世界チャンピオン、ロニー・カンポとの対戦を1週間後に控えていながら突如失踪してしまうのです。
万城目淳達はある日ホテルでそこでショーを演じているピエロがダイナマイト・ジョーその人であることに気づきます。 そこでジョーと面会をして事情を聞くのでした。
ジョーはピーターに敗戦を告げられたのだと告白します。
淳達はジョーを励まします。 だがその予言だけでなく、ジョーは自分の視力が衰えていてファンを失望させるのも嫌だったのです。 弱気なジョーを見て江戸川由利子は記事を書くことを断念するのでした。
ところが後日、ジョーを励ますために再びホテルを訪れる淳たちですが、そこでジョーはピーターがいなくなったため更にしょげていました。 そしてピーターは河馬ぐらいの大きさになってホテルで大勢の人を驚かせてしまうのでした。
その晩、落雷による火事の中から炎によって異常に巨大化したピーターが現れるます。 身長はもう10メートルを越えていたでしょう。 そのうえ二本足で立ち上がり、恐竜のようになってしまったのです。
ジョーは巨大化したピーターを誘導して海へと導いていきました。 ピーターは、ジョーの前から消えてしまいました。
しかしジョーはボクシングの世界に戻ります。 負けるとわかっていても戦う決意をしたのでした。
なかなか人間ドラマとしてはいい出来だと思います。 ただピーターの怪物度と存在が中途半端になってしまった感はいなめないでしょう。
ピーターは単なる発端というか脇役ですね、完全に。
また本当にペットとして飼えるかもしれないぐらいです。
性格もよくわからないです。
ただ映像では金魚を食べていたみたいですがね。 だから魚を食べるぐらいなのでしょう・・・。
ダイナマイト・ジョーに工藤堅太郎さん。 他に穂積隆信さんが御出演です。
お二人ともお若いです。
(スタッフ)
監督:満田かずほ氏。
特技監督:的場徹氏。
脚本:千束北男氏。
ということです。
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