トクタサツオがまだ一回も、リアルはもちろん再放送さえも観たことの無い円谷特撮作品の一つがこのマイティジャックです。
1968年の4月6日から6月29日にかけて放映された。 枠は土曜日の8時から一時間番組だったということです。
「ウルトラセブン」が始まって半年後のようです。 土曜日のゴールデンタイム、かなり力を入れて期待もされていたと思われます。
第一回目の放送はメカの特撮はどうも「サンダーバード」を意識しているようにみえました。 また「謎の円盤UFO」にも相通じるものがありました。
物語はアダルト向けとなってと聞いておりましたが、そう思えましたね。
何か「キーハンター」とか「スパイ大作戦」のような感じも致しました。 ただこの両作品と「謎の円盤」の方が後なのですけどね。
だからこちらの方が先ということはなかなかものすごい、という感じも致しましたね。
ただこれらの作品と比べると、作り方や展開に「粗さ」も見えないことはなくこの辺りは若年層向けで作られたのかなとも思えます。
そうそう円谷の戦闘メカと言えば、「轟天」がありますが、この大先輩も意識されていたのでしょうね。
指導・監修に円谷英二氏であります。 第一作の監督に満田かずほ氏で、また脚本に関沢新一氏ですね。
特技監督が、大木淳氏、佐川和夫氏、有川貞昌氏。 また音楽が冨田勲氏です。 特撮美術には成田亨氏も加わっていらっしゃいます。
制作に円谷プロ。 フジテレビというのが面白いですね。
キャストに二谷英明さん、久保菜穂子さん、南廣さん、天本英世さん、二瓶正也さん、と多彩です。
怪獣や宇宙人は登場しませんが、「Q」という悪の組織が敵です。
でもともかく豪華なメンバーで「ドリームチーム」というか、「交流戦」のようなものさえ感じさせる作品ですね。
始めの放送はすぐ打ち切られてしまい、「戦え!マイティジャック」という三十分の作品に変更されてしまったのは残念でしたね。
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