2009年 04月 04日 の記事 (1件)


「ウルトラマン」第一話「ウルトラ作戦第一号」です。

脚本   関沢新一 金城哲夫
特技監督 高野宏一
監督   円谷一
撮影(本編)内海正治
撮影(特撮)佐川和夫
音楽   宮内国郎
ナレーター 石坂浩二

大宇宙の中に、青い玉と赤い玉が飛んでいました。
埼玉上空を、小型ビートルで、パトロールするハヤタ隊員が映ります。

そしてナレーションでは、科学特捜隊の説明が入ります。
ハヤタ隊員は青い玉を発見して、追跡を開始しますが、もう一つの赤い玉と衝突。
ビートルは大破、墜落するのでした。

青い玉はそのまま湖に落下し、沈んで行きました。

その湖には、キャンプをしていた若者達がいたのですが、彼らに目撃されました。
埼玉県警警邏隊も駆けつけ、科学特捜隊に連絡を入れました。

また彼らは赤い玉が、気を失っているハヤタを吸い上げ、中に取り込むのを見ました。

赤い玉の中では宇宙人がハヤタに語りかけていました。
彼は宇宙怪獣ベムラーを追って、ここまで来たのでした。
そして命をハヤタに預けこれからは一心同体であると告げ、ベータカプセルを渡しました。
何か困ったことがあったら、これを押してくれと言うのでした。
ハヤタはまだ半信半疑のようすでしたが、これを受け入れました。

翌朝連絡を受けて現地に駆けつけた科学特捜隊のムラマツ隊長、アラシ隊員、イデ隊員や、警邏隊の警官、キャンパーの若者達の前にベムラーが姿を現しました。
とても恐ろしい凶暴な怪獣です。

この時はすぐ湖にもぐりました。
その後科学特捜隊基地で、ハヤタを心配するフジ隊員、ホシノ少年にハヤタが突然連絡を入れます。
ハヤタは潜航艇S−16を、ビートルで運んで欲しいとフジ隊員要請します。

ムラマツ隊長や他の隊員は驚き、信じませんがやがてハヤタは現れました。
彼は潜航艇とビートルで湖と上空から、ベムラーを挟撃しようと提案。

これが「ウルトラ作戦第一号」と決定されたのです。
そして作戦は開始され、はじめはうまくいき、作戦は成功かと思われましたが、ベムラーは強力でなかなか倒れません。
それどころか、ハヤタの乗る潜航艇S−16がベムラーに咥えられてしまいました。

ベムラーは上陸し、S−16は放り出され地上に落下、炎上します。

ハヤタはついにベータカプセルを押して、ハヤタを助けた宇宙人が登場です。
宇宙人は激しくベムラーと戦いますが、ベムラーも強くて、苦戦します。
宇宙人の胸のボタンが赤くなり、点滅を始めました。

科学特捜隊の隊員も驚きます。
その宇宙人も動きに焦りが見え、どうもピンチのようです。

でも彼は最後の力を振り絞って、ベムラーを湖に投げつけます。
ベムラーはいったん湖の中に潜りますが、すぐに最初現れた青い玉となり、再び逃亡をはかります。

その時宇宙人は咄嗟に両手を十字の形に交差させ、その右手の方から光線を発射します。
青い玉はこの光線を受けて、爆発しました。
ついにベムラーは退治されたのでした。

宇宙人は空へ飛び、どこかへ去って行きました。

やがてハヤタとムラマツ隊長、アラシ、イデ、フジの三隊員は再会し、みんなハヤタの無事を喜びました。
ハヤタはあのベムラーを倒した宇宙人を「ウルトラマン」と呼んだのです。

ウルトラマンの誕生したのです。

第一回なかなか面白かったですが、三十分でこれだけの物語を作るのは大変であったと思います。
ベムラーの怪獣度はなかなかのものでした。

顔も凄みがあり、凶悪な怪獣という感じ。
造型もよかったですが、ちょっとスーツがゴム長靴を連想させました。

隊員のキャラもまだちょっとわかりませんでしたね。
アラシ隊員というとスパイダーショットを連想されるファンの方も多いと思われますが、この作品ではまだそれも使われませんでした。

それから東宝系の映画館で上映された「劇場版ウルトラマン」では、ベムラーはこのウルトラ作戦第一号で倒されてしまい、ウルトラマンとの対決シーンはありません。

ウルトラマンスーツアクターはもちろん全編古谷敏さんです。
2009 04/04 15:48:34 | none | Comment(0)
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