ウルトラマン第六話「沿岸警備命令」です。
ホシノ君は友達のチロとノブコと一緒に横浜の山下公園へ遊びに来ていました。
横浜港では南米航路のコロンビア丸がチョコレートの原料であるカカオを荷揚げしていました。
その光景を望遠鏡で見ていたチロは、海から怪物が顔を出すのを目撃します。 ホシノ君もまた、宝石密輸団のダイヤモンド・キックを発見しました。
ホシノ君はこのことを科学特捜隊に連絡しましたが、アラシ隊員はまともに受け取ってくれません。
またホシノ君もチロの怪物の話を信用していませんでしたが、その話を聞いていた斧山という老船員が 「それはゲスラだろう」と教えてくれました。
ゲスラはカカオの実にたかる害虫を食べるゲラン蜂の幼虫だということでしたが、それほど大きくはないと笑われてしまいます。
ところがそこへ50Mはあろうかと思われる、ゲスラが顔を出します。 通報はただちに、科学特捜隊へ入り、科学特捜隊のヴィートルが発進しました。
ゲスラはカカオ豆を狙って、港の船舶を破壊します。。 科学特捜隊がジェットビートルで出撃するも、ゲスラは再び海へと消えてしまうのでした。
ゲスラを捜そうという子供たちは、カカオ好きなゲスラなら、赤ん坊ぐらいならとカカオ倉庫に探しに行くのでした。 ところがカカオ豆に混ぜて隠した密輸品を探しに来たダイヤモンド・キック一味に捕まってしまいました。
ゲスラはその触覚に触れると、凶暴化するたね攻撃は差し控えられました。
また海を汚したことも、ゲスラ強大化に関係あるらしいということもわかりました。
他にもいろいろな作戦が取られますが、うまくいきません。
そしてゲスラは今度は倉庫をも狙い始めました。
ダイヤモンド、キックのアジトがその上陸地点にあり、科学特捜隊員にホシノ君達三人は助けられます。
そしてついにウルトラマンが現れました。
ウルトラマンはゲスラの毒のある棘や、慣れない海中での戦いに苦戦します。
しかしついにゲスラの弱点である、触覚をもぎ取ります。
ゲスラは海の中へ姿を消します。
ダイヤモンド・キック一味もまたハヤタに捕まり、事件は解決したのでした。
何かイマイチ残っていない作品ですね。 ギャングなど出さない方がよかったかもしれないです。
ゲスラのスーツはピーターの改造。
怪物度はまあまあですが、輸入の邪魔をする怪獣というのはやっかいですね。
斧山船長に柳谷實さん。 宇田川刑事とか、東宝特撮でも度々御出演です。
ダイヤモンド・キックに伊藤久哉さん。 東宝特撮の名脇役でいらっしゃいます。
何といっても「地球最大の決戦」のマルメスでしょう。 岩石のブレンバスターで有名ですね。
脚本 山田 正弘 特殊技術 的場徹 監督 野長瀬 三摩地 撮影(本編)内海 正治 (特撮)佐川 和夫
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