昨日亡くなった藤田まことさんは、「必殺仕置人」に御出演でした。
この「必殺仕置人」というのは、1973年の春から秋にかけて、テレビ朝日(当時NET)において放送された作品です。
そして中村主水という同心の役を演じていらっしゃいました。
この中村主水という同心が中心となって仕置人というグループを結成するのでした。
「必殺シリーズ」では、二作目ですが前作の「必殺仕掛人」とはやや内容が異なりました。
「仕掛人」は池波正太郎の原作があり、「元締め」という人間が存在するのですが、こちらにはいません。
お金はいただくのですが、この五人の合議でまた調査を行ったりして、悪い奴が本当に悪いということがわかると「仕置」を行うのです。
中村主水と念仏の鉄(山崎努さん)、棺桶の錠(沖雅也さん)、おひろめの判次(津坂匡章=秋野太作さん)、鉄砲玉のおきん(野川由美子さん)、セミレギュラーに天神の小六(高松英郎さん)。
主の義母のせん(菅井きんさん)に、妻りつ(白川万里さん)という豪華キャストでしたね。
その仕置すなわち殺しを行うのはほとんど主水、鉄、錠の三人です。
勧善懲悪なのですが、必ず犠牲者が出ます。 その恨みを晴らすため、また頼まれて悪人や犯人を仕置するのでした。
高校生の頃でしたが、毎週観ていましたよ。 またけっこう観ている友人達も多くて、よく話題になりました。
そしてこの「必殺」シリーズはずっと続いていくのでした。
西部劇にたとえるならば、「水戸黄門」や「遠山の金さん」が正統派で、「必殺」はマカロニウエスタン。というところでしょうか・・・。
そういえば音楽も前作の「仕掛人」から、マカロニウエスタン風ですね。
こちらもけっこう残っております。
「必殺」も「ウルトラ」も長く続いておりますね。
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