トクタサツオが年末に見た変な夢の話です。
昨年末の30日ぐらいでしたか・・・。
これまでもゴジラと戦う防衛隊の隊員とか、巨人の選手とか・・・。
あるいは宝くじに当たった男、100点満点を取ってほめられたり、初恋の女性と結婚した幸福な男だったり。
まあいろいろありましたね。
それが今度は2・26事件で決起した青年将校の一人でした。 名前とか年齢、階級はわからなかったのですがいつのまにか青年将校になっていたのです。
1936年2月26日、日本陸軍皇道派の青年将校達が、決起した事件です。
もちろんこれはクーデターとして言われていて、結果的には失敗であったことはみなさまも御存知のとおりですよね。
青年将校達の訴えは、理解されず彼らは反乱軍と決められやむなく投降、全員銃殺となったわけです。
そして夢の中のトクタサツオはもちろんこの件がわかっておりました。
最初に考えたことは、まず彼らに決起をやめさせなければならない、ということでした。
もちろんトクタサツオはこの中では、自分も銃殺となることを嫌であると考えたわけではありません(かっこいい〜)。 まあこの辺りが夢なのですね。
歴史上では青年将校達はずっと年長ですが、夢の中の時代では今のトクタサツオより年下です。
命を散らせてはならない・・・。
それから警護の警察官とか、この事件に巻き込まれて命を落とした方達もいましたね。
歴史的に見てもこの後、日本は戦争の渦へと巻き込まれていくのです。
本当に悪い方へと進む大きな転機ともなりました。
というわけで 「おい、みんな決起する前にもう一度考え直してみないか・・・。他にも方法があるのではないか」 などと、言ってみたのです(この辺りもかっこつけてますけどね・・・)。
でもやはり全然聞いてもらえませんでした・・・。
そして結局、トクタサツオも参加、映画やドラマでもよく見られるように雪の中を行進していくのでした。
ここで今度は先程とは別人のように自分だけ逃げることを考え始めたのです(卑怯だぞ!トクタサツオ)ね。
キョロキョロと路地のような場所を探しました。 しかしこの辺りも映画などでは見られる場面ですが、後ろには部下らしい兵隊がいっぱいついてきています。
とても逃げたり隠れたりできる状況でも場面でもありません。
そして逃げられないまま、とうとう目的地らしき場所が見えてきました・・・。
『うわぁ、これは困った』 とひとりごちた辺りでやっと目が覚めました・・・。
本日2月26日で、2・26事件が起こった日なのですね。
この事件は忘れてはいけないでしょう。
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