ウルトラQ第六話は「育てよ!カメ」という作品。

珍作品中の珍作品である。
あまり取り上げたくもないお話なのだ。
何でこういった作品ができたのか、不明である。

今回は亀が大好きで育てている、小学生太郎が主人公。
彼はこの亀(淡水の亀なのに)が99cmになったら、竜宮城へ連れて行ってくれると信じていて、毎日体長を測っていた。
そして先生に見つかって怒られたりもしていた。

そのようなある日、太郎は銀行強盗の事件に巻き込まれてしまい、彼らに捕まりそうになる。
ところが突然、太郎も亀が99cmに大きくなる。
そして亀は空を飛び、竜宮城へと連れて行ってくれる。

でもそこは変な少女(大して可愛くもないし、笑い声が不快)が一人でいて他はモヤだけの何もない世界であった。
そこで太郎は爆薬を投げつけようとして自分がひどい姿になってしまうのだ。

そして怪龍に乗って逃げる少女を亀で追いかけたりするのだが・・・。

気がつくと現実の世界であった。
太郎がその不思議な世界を説明してももちろん誰も信じないのである。

太郎は亀を飼うのをやめたが、彼のクラスメート達は亀を飼い始めるのであった。

何だかわけのわからない話で、あまり面白くなかった。
ウルトラQは毎週楽しみにしていたが、一週間待ったのに、このようなドラマを見せられたのではたまらない、とさえ思ったものである。

だいたい怪獣が暴れるというシーンがない。
またタイトルのあの音楽もまた使用されていない。

(キャスト)
万城目淳 佐原健二
戸川一平 西條康彦
江戸川由利子 桜井浩子
銀行ギャング・佐東 二瓶正也
銀行ギャング・内田 当銀長太郎
浦島太郎 中村和夫
太郎の担任 大泉滉
太郎の父 磯野秋雄
警部 大友伸
刑事 古田俊彦
太郎の母 星清子
教師 今井和雄
警官 荒木保夫
乙姫 立石愛子
ガメロン 福留幸


レギュラーの万城目淳、江戸川由利子、戸川一平もほとんど出番がない、脇役扱いである。
銀行強盗が二瓶正也(イデ隊員)、当銀長太郎(南海の大決闘、出演者)である。

また怪龍は「海底軍艦」で使用されたマンダがそのまま流用された。

なおこの亀はガメロンと名前がついている。

(スタッフ)
監修 円谷英二
脚本 山田正弘
撮影 内海正治
照明 小林和夫
美術 清水喜代志
録音・現像 キヌタ・ラボラトリー
音楽 宮内国郎
編集 氷見正久
効果 沢田一郎
助監督 満田かずほ
撮影 高野宏一
照明 堀江養助
美術 渡辺明
光学撮影 中野稔
特技監督 小泉一
監督 中川晴之助
制作 TBS
円谷プロダクション
2008 09/24 22:25:38 | none | Comment(0)
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