ウルトラQ第十話は「地底超特急西へ」です。

これもまた「ウルトラQ」にしばしば登場する珍作品の一つです。
こういった作品は批評、紹介等が書きにくいです。
単なる怪獣物だけでない、いわゆる「アンバランスゾーン」を目指した故かもしれません。

SF色、そしてアダルト向けかもしれないですね。

あらすじはごく簡単に書きます。

地底超特急・いなづま号の公開試運転が報道関係者を招いて行われた。
これにどうしてもいなづま号に乗りたかった江戸川由利子の知り合いの靴磨きの少年・イタチと喫茶店の従業員・ヘチマは、変装し、いなづま号に潜り込んでしまう。
そして、戸川一平も毎日新報のカメラマンになりすまし、まんまといなづま号に乗り込む。

しかし、一平がカメラバッグと間違って持ち込んだケースには、人工生命M1号が入っていた。
そのことに気付いた万城目淳は、列車に連絡をとるが、結局M1号はゴリラのような生き物になってしまう。
M1号は、いなづま号の運転席を占拠し、暴走を始める。

電子頭脳が破壊されたことで、非常装置も作動しなくなったいなづま号は、機関車と客車を切り離すことになった。

無事に機関車は切り離されたと思われたが、その機関車の中にはイタチが残されていた。
最後の望みを北九州駅の車止め装置に託すが、暴走するいなづま号には効果がなく駅に突っ込み大爆発してしまう。

気がつくとイタチは、M1号といっしょに地球の衛星軌道を飛んでいた。
何と機関車は宇宙まで飛んでいってしまったのですね。

最後は一応悲劇です。
そのイタチという少年はもう地球へ戻れないのですから。

そしてゴリラ状のM1号は
「私はカモメ」と言います。

そしてまた現在の高砂親方(元大関朝潮)そっくりです。

(スタッフ)
監修 円谷英二
脚本 山浦弘靖
  千束北男
撮影 長谷川清
照明 小林和夫
美術 清水喜代志
録音・現像 キヌタ・ラボラトリー
音楽 宮内国郎
編集 兼子玲子
助監督 満田かずほ
制作担当者 守田康司

撮影 高野宏一
照明 小林哲也
美術 成田亨
光学撮影 中野稔
助監督 鈴木俊継

(キャスト)
万城目淳 佐原健二
戸川一平 西條康彦
江戸川由利子 桜井浩子
列車指令室・西岡主任 石川進
相川教授 塚本信夫
イタチ 山村哲夫
ヘチマ 青柳直人
小山運転士 奥村公延
K紙・川田記者 松山照夫
靴磨きの客A 大塚周夫
靴磨きの客B 我久井節緒
いなづま号・乗務員D 岡田光広
いなづま号・乗務員B 由木光
いなづま号・乗務員C 済藤真理
いなづま号・乗務員A 毛利幸子
いなづま号・ガイド 矢野陽子
いなづま合・車掌 金城哲夫
マスター 長沢隆光
M1号 中村晴吉
ナレーター 石坂浩二

特技監督 的場徹
監督 飯島敏宏
制作 TBS
円谷プロダクション

塚本信夫さん、奥村公延さん、大塚周夫さんという豪華な名前がありますね。
金城哲夫氏もまた御出演されているようです。
2008 10/02 22:11:30 | none | Comment(0)
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