今夜はウルトラQは第九話「クモ男爵」です。

ホラームード満点のアダルト風作品でトクタサツオはこういった類はは苦手な方なのですが、これは例外で、好きな作品の中の一つです。

冒頭はある灯台で二人の職員がいきなり大グモに襲われるというショッキングなシーンから始まる。
この辺りはもうかなり作品に惹き込まれてしまうのである。

そして場面は万城目淳、江戸川由利子、戸川一平のレギュラーとその友人三人があるパーティーからの車での帰途に道に迷ってしまうという所に変わる。
登場人物は冒頭の灯台の職員二人とこのメンバーのみなのである。
この辺りも何か怪奇ムードが濃い。

一平と友人の一人竹原が道を探しに行くが、底なし沼に落ちてしまう。
二人は何とか助けられるが、竹原は発熱して苦しむ・・・。

だがここで古びた洋館が見つかり、ここで休むことにした。
住人はおらず、電話も電気もないようでろうそくと暖炉だけであった。
またクモの巣だらけであった。

万城目はクモ男爵の話を思い出し、それを話す。
昔クモ好きの男爵がいたが、最愛の娘が結婚式の当日に毒グモにかまれて命を落としてしまった。
だが娘はクモに姿を変えてよみがえり、男爵と一緒にひっそりと暮らしたというのである。

由利子と友人の今日子達はその話を信じないが怒る。

だがその後、今日子や万丈目ともう一人の友人の葉山を次々に大グモが襲ってくるのだ。

暖炉のある大部屋で大グモと万丈目達の闘いが始まる。
大クモはナイフで倒され、幸い命を落とす者はいなかった。

急いで洋館から脱出する。
だが大グモは二匹いてもう一匹が追って来た。

葉山達の車は何とか発車したが、万城目達の車がなかなか発進できない。
迫ってくる大グモ・・・。

だが何とか発進でき、大グモを車で轢き殺した。

そのクモが倒されたと同時に洋館も火災を起こす、
そして炎に包まれて、底なし沼に沈むのであった。

いやもうドラマとしては十分楽しめた。
脚本がいいのでしょうね。

大グモはもちろん繰演であるが、円谷得意の技術である。

もちろん謎解きは一切なし・・・。
冒頭の灯台の大グモと同じ固体なのか、またはクモ男爵との関与は一切されていない。

そして「タランチュラ」というのは実在する毒グモの名前なのであるが、この作品の中でもこの「タランチュラ」と呼ばれることはないのである。

大グモと言っても、牛ぐらいの大きさであろうか。
ナイフや車という物で倒されるのであるが。

ただこれは等身大の恐怖というもので、却って恐怖感が助長されるものなのである。

またラストの洋館が焼け落ちるシーンでは、手袋をつけたスタッフの手が映ってしまうという突込み映像があります。

(キャスト)
万城目淳 佐原健二
今日子 若林映子
戸川一平 西條康彦
江戸川由利子 桜井浩子
竹原 鶴賀二郎
灯台台長 永井柳太郎
灯台職員・竹井 岩本弘司
葉山 滝田裕介

滝田祐介さんと、「地球最大の決戦」で「金星人」、ゴジラヒロインの若林映子さんがゲスト出演されています。

(スタッフ)
監修 円谷英二
脚本 金城哲夫
撮影 内海正治
照明 小林和夫
美術 清水喜代志
録音・現像 キヌタ・ラボラトリー
音楽 宮内国郎
編集 氷見正久
効果 沢田一郎
助監督 満田かずほ

撮影 高野宏一
照明 堀江養助
美術 井上泰幸
操演 石井清四郎
光学撮影 中野稔

特技監督 小泉一
監督 円谷一
制作 TBS
円谷プロダクション

ナレーター 石坂浩二

以上のメンバーです。
やはり脚本は金城哲夫さんです。
また満田かずほさんの助監督でいらっしゃいますね。
2008 10/01 22:15:23 | none | Comment(2)
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この記事へのコメント

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