今夜巨人は東京ヤクルトＳに敗戦しました。

昨夜も好投の先発・内海を見殺しましたが、今夜も同様に２点取られただけの澤村をまた援護できず、敗戦投手にしてしまいました。

そして本日はＤｅＮＡ が勝ったため、最下位転落ということです。

やれやれ・・・まあとにかく打てませんね。

今季開幕後ここまでの巨人の迷走を見て思うことがあります。
それは１９８０年の第一次長嶋政権最後の年です。

１９７９年の巨人はペナントレース５位という成績で終わりました。

１０７９年は江川問題とかいろいろあったのですが、５位に甘んじたのは打線が全然機能しなかったのです。

そしていろいろと対策を講じました。

１９７６年、１９７７年、ペナントレース優勝の最大の貢献者と言ってもいい張本勲を放出。

１９７７年史上最強の５番打者と言われた柳田真宏もまたトレードされました。

ヤンキースから高齢ではありましたが。実力者のＲ・ホワイトを獲得です。

またＯＢながら年中辛口批評を行っていた青田昇をコーチとして、招きました。

後年いわゆる地獄のキャンプとして有名になりましたが、若手選手を基礎から徹底的に鍛え直したのです。

その中で中畑清は一番期待されていました。

王貞治もＪ・シピン健在で、２年目の江川卓も今度はキャンプ参加、こちらも大車輪となって投げてもらえると、多くのファンが信じていたものです。

ですがその１９８０年が開幕すると・・・打線が全然ふるわなかったのです。

３点入ればいい方です。

特に先発西本聖が好投すると、打線が打てない・・・。

逆に江川卓は味方が得点するとすぐに打たれる・・・。

他にはこの年からクローザーに抜擢された角盈男は四球で自滅・・・。

走塁死、エラー、の連続・・・。

代打策も全然うまくいかない・・・。

Ｇ党の中でついに「長嶋退陣」の声が起き始めたのも、この年でした。

今まで述べてきたことは、本当に今年の原巨人と似ているような気がしてならないのです・・・。

攻走守全て何かチグハグですね、本当に・・・。

ただしこの年は長嶋監督が若手中心のオーダーを固定してから成績も安定してきたのですけどね・・・。

江川卓は結局１６勝で、最多勝を取り、西本聖も１５勝をあげました。

そのオーダーとは以下の通りです。

（左）松本匡史
（ニ）篠塚利夫
（中）Ｒ・ホワイト
（一）王貞治
（右）淡口憲司
（三）中畑清
（捕）山倉和博
（遊）河埜和正

そしてこの翌年、ドラフト一位で入団した原辰徳が開幕から５番に坐り打線が強化され、日本一を奪回したのでした。

まあだから、まだまだ間に合うのではありませんかね。

今夜も行ったようですが、打順の組み替えとかは、まず考えるべきでしょう。