本日の本のコーナーに「関ヶ原」の作品を紹介した。
この戦いは「天下分け目の関ヶ原」とよく言われるように政権の交替がかかったいた。
単なる大戦ではない。
またこの天下分け目の大戦は他に二つある。
「壇ノ浦の戦い」と「鳥羽・伏見の戦い」である。
「壇ノ浦」では源氏と平氏が、「鳥羽・伏見」では幕府軍と官軍が政権を賭けて戦ったのである。
この戦はそれぞれNHKの大河ドラマでも描かれている。
一昨年の大河「義経」では「壇ノ浦」を。
三年前の作品「新撰組」では「鳥羽・伏見」が。
結果はご存知のとおり、いずれも挑戦者ともいうべき新勢力が勝った。
「関ヶ原」では東軍。
「壇ノ浦」では源氏。
「鳥羽・伏見」では官軍が勝つ。
印象的なのはこの三大会戦、いずれも寝返りが起きているのだ。
ただ寝返り、裏切りというよりは、根回しの勝利といった方が妥当かもしれない。
そして当然この戦の後、世の中は大いに変っていくのである。