おすすめミステリー小説、おすすめミステリー本の紹介。 by ホーライ

2010年 12月 26日 の記事 (4件)


東野圭吾おすすめミステリー小説、おすすめの東野圭吾のミステリー小説。東野圭吾の面白い作品。

面白いミステリー、おもしろい傑作おすすめミステリー小説は『流星の絆』東野圭吾(著)だ。


第43回新風賞受賞作品


惨殺された両親の仇討ちを流星に誓いあった三兄妹。

「兄貴、妹(あいつ)は本気だよ。俺たちの仇の息子に惚れてるよ」

14年後――彼らが仕掛けた復讐計画の最大の誤算は、妹の恋心だった。

「この小説は私が書いたのではない。登場人物たちが作りだしたのだ。」――東野圭吾

息もつかせぬ展開、張り巡らされた伏線、驚きの真相、涙がとまらないラスト。

すべての東野作品を超えた現代エンタメの最高峰


開いたら最後、あっと言う間に過ぎ去った482ページ。

相変わらずの描写の巧さで頭の中に自然に浮かぶ情景。

登場人物の心情と共に張り巡らされる謎や伏線。

乱れも隙も無い計算されつくした展開。見事な結末。

本を閉じた後の読後感。


どれをとっても本当に素晴らしかった。

まさに、東野圭吾作品の最高傑作の部類に入る出来でした。

今までの東野圭吾作品も十二分に面白いんですけど、どこか納得の行かない部分や、残念な部分がありました。

高校の時から数えると200〜300冊くらい色んな作家の小説を読みましたけど、この『流星の絆』は3本の指に入るくらいの出来でした。


東野圭吾なら、いつか完璧に近い小説を書いてくれるんじゃないかと思ってましたけど、『流星の絆』は本当にお見事でした。


100点満点。


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2010 12/26 19:08:16 | none | Comment(0)
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東野圭吾おすすめミステリー小説、おすすめの東野圭吾のミステリー小説。東野圭吾の面白い作品。

面白いミステリー、おもしろい傑作おすすめミステリー小説は『容疑者Xの献身』東野圭吾(著)だ。


2006年『容疑者Xの献身』で第134回直木賞を受賞、第6回本格ミステリ大賞(小説部門)

2008年、フジテレビジョンほかにより映画化されている。


天才数学者でありながら不遇な日日を送っていた高校教師の石神は、一人娘と暮らす隣人の靖子に秘かな想いを寄せていた。

彼女たちが前夫を殺害したことを知った彼は、二人を救うため完全犯罪を企てる。

だが皮肉にも、石神のかつての親友である物理学者の湯川学が、その謎に挑むことになる。

ガリレオシリーズ初の長篇、直木賞受賞作。


東野作品は20作くらい読みましたけど、自分にはこれが最高傑作です。

若干突っ込み所はありつつも見事な叙述トリック、そして石神の純粋すぎる愛と湯川の優しさを描いたストーリー、どちらも大満足でした。

結末は賛否両論ですけど、自分はこれでよかったと思います。

最後の石神の叫びには悲しさだけじゃなく、喜びも含まれてるような気がします。

ちなみにこれから読まれる方は先に「探偵ガリレオ」「予知夢」を読んでおいた方がいいです。

草薙と湯川の関係や、湯川のキャラクターを把握しておいた方が今作を何倍も楽しめますので。



天才数学者の石神。彼は都会の片隅の小さなボロアパートに住み、高校の教師をしている。

学校とアパートとの往復だけでなんの楽しみのないような生活をおくっている。

しかし彼は、ある難解な数学の公式を解くこととを生きる証として何年も取り組んでいる。

そして、秘密に恋心を抱く女性もいた。

その恋は、純粋で自分の人生をなげうってでも守りたいものだった・・・・・・

そして彼は、事件に自ら巻き込まれていく。

石神の大学時代の同級生として、登場する天才物理学者、湯川。

ガリレオシリーズの初の長編作品で、湯川の事件を解決する才能はいかんなく発揮され読み応えある作品になっている。


事件を解決していくおもしろさは、もちろんだが、湯川と石神の天才学者同士の心の模様や、石神の怖いぐらいの純粋な恋心など心理面でも十分楽しめます。

天才のひらめきは、観察眼の鋭さから生まれるのだという印象を受けました。

最後まで一気に読み進みたくなるミステリーです。


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2010 12/26 16:14:37 | none | Comment(0)
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東野圭吾おすすめミステリー小説、おすすめの東野圭吾のミステリー小説。東野圭吾の面白い作品。

面白いミステリー、おもしろい傑作おすすめミステリー小説は『放課後』東野圭吾(著)だ。


乱歩賞受賞作品の青春推理もの。

フジテレビで番組化されている(1986年)。


校内の更衣室で生徒指導の教師が青酸中毒で死んでいた。

先生を2人だけの旅行に誘う問題児、頭脳明晰の美少女・剣道部の主将、先生をナンパするアーチェリー部の主将――犯人候補は続々登場する。

そして、運動会の仮装行列で第2の殺人が……。


とても二十年前の作品だとは思えない。
 
話も結構複雑に入り組んでいて、学校とそれを取り巻く環境が非常によくかけていると思う。
 
ただ、犯人とトリックはけっこうわかりやすいものだと思うが、それでもラストのオチはなかなかよかったと思う。
 
動機について、それはないだろという意見をよく聞きますけど、少なくとも金のためとか陳腐な愛憎劇なんかよりも数百倍もいいと思う。
 
やはりデビュー時からきちっとレベルの高いものをかいてるなぁ、と感心する。


学園もの……なんて気軽な言葉に乗せられて買ったら良い意味で裏切られました。

本当に面白かったです。

ぜひ、読んでみてください。


この小説の最大の論点は、何といってもその「動機」でしょう。

良いも悪いも、その「動機」はやはりショッキングですから、それを知る為に読み進んだとしても、 それはそれで損はしないと思いますし、そのくらいインパクトはあるんでしょうね。


もう一度、犯人を知った上で最初から読み返したくなりました。


ちなみに、東野圭吾は大学在学中はアーチェリー部の主将を務め、デビュー作『放課後』でもアーチェリーが題材となっています。

また、当時の夫人の職業が女子高の非常勤教師であったため、『放課後』の主人公、前島を女子高勤務にすることを思い付いたらしいですよ。



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2010 12/26 12:44:21 | none | Comment(0)
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宮部みゆきのおすすめミステリー小説。 おすすめ宮部みゆきの面白いミステリー小説。宮部みゆきのおすすめ作品。

面白いミステリー小説、おもしろい傑作ミステリー小説は『模倣犯』宮部 みゆき(著)だ。



休職中の刑事、本間俊介は遠縁の男性に頼まれて彼の婚約者、関根彰子の行方を捜すことになった。

自らの意思で失踪、しかも徹底的に足取りを消して―なぜ彰子はそこまでして自分の存在を消さねばならなかったのか?

いったい彼女は何者なのか?

謎を解く鍵は、カード会社の犠牲ともいうべき自己破産者の凄惨な人生に隠されていた。

山本周五郎賞に輝いたミステリー史に残る傑作。



社会派ミステリには2つの要素がある。

一つは純粋にミステリとしての謎解きの面白さ。
そしてもう一つは社会の影を映し出す鏡の役割。

宮部みゆきはこの二つの要素を兼ね備えた秀作を 世に多く送り出してきている現代を代表する作家だが、 僕は彼女の作品の中でも「火車」が一番だと思っている。

物語は一人の女性の謎めいた失踪から始まる。

そしてそれを追う主人公は彼女の過去を探るうちに、 一つの信じられないような真実に辿り着く。

カード破産、戸籍、家族の形・・・

いくつものテーマが織り込まれながら、 謎解きに向かって進むストーリー。

必読の一言に尽きる。



カードやサラ金地獄を背景に描かれる、現代の人間の悲劇。

読み終った時、言葉に出来ない割り切れなさを感じた。

哀しいようないらだち。それは何だったのか。

本当に悪いのは、罪を犯した犯人ではなく、その人を犯罪へと追い込んだものたち。

しかし裁かれるのはいつもその人だけで、犯罪へと追い込んだものたちは、その後も、何も変わらずに続いていく。

一体、誰が彼女を責められるのか。

誰も彼女を救えなかったのに。


そして読者には、その現場に居合わせてしまったような緊迫感漂うラストシーンが待っている!!



宮部みゆきの最高傑作で超おすすめのミステリー小説です。(社会派小説でもある。)



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2010 12/26 09:59:36 | none | Comment(0)
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