かつて題名のなかったBLOG

2017年 04月 16日 の記事 (1件)


「ねちょねちょ」は最強カード!
…から。

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本日最後は、ACEさんが
企画を持ってきてくださいました。

2ラウンドで行われます。
1ラウンドのタイトルは
「直感と連想能力に挑戦する4ヒントクイズ」

年がバレるwww

早押しの答えが連想のキーワードにもなっている
クイズです。

まずは普通に早押しの問題を読み上げます。
1問につき1人1回のエンドレスチャンス。
正解は+1P、誤答は2休ですが、
正解した場合は、さらに、
その答えから連想される言葉を1つ答えます。

タイトルに「4ヒントクイズ」とあることから
分かるように、早押しは4問が1セットになっており、
それぞれが一つの連想クイズの
ヒントワードになっています。

1セットの4問のうち、
1問目で連想クイズに正解できれば+4P、
2問目なら+3P、3問目なら+2P、
4問目なら+1Pがさらにボーナスとして
加点されます。

これを何問か行います。


では、クイズスタート。
1問目は「ブタ」が答えになる問題で、
文月さんが正解。早押し正解で+1Pですが、
これだけでは流石に連想には答えられません。

2問目はあいんすくんが
「夏」が答えになる問題を正解。
連想ワードも「蚊取り線香」と答えて見事に正解!

2問目での連想正解なので、
あいんすくんにはさらに+3Pが加わり、
この1問で計4Pが入りました。

2セット目は、
1問目が「青」、2問目が「戦争」ときて、
この段階ではさっぱりわかりませんでした。
が、3問目で「トゲ」ときて、ここで分かった!
…んですが、
早押しに正解できないと答えられないwww
結局鰤さんが「ベルサイユ宮殿」を正解し、
連想ワードの「薔薇」も正解、
2Pをゲットしました。

…と、このように進んでいきます。

ええと、まずはサクッと飛ばして
結果の方を先に書いちゃいますね。

問題は計10セットやったのですが、
普通に早押しでたくさん正解した鰤さんが
14Pで優勝。
1セット目の連想で+3を取ったあいんすくんと、
6セット目の連想で+3を取った文月さんが
7Pで同点の2位でした。


これ正直、ルール自体は特別珍しくもなく
「良くある」部類だと思います。
ウチのサークルでも過去に誰かが
似たようなのをやったはずです。

しかし、何が凄いって「連想」のレベルですよ。

例えば、
「時計」という答えのヒントが
「美人」「花」「腹」「砂」
だったんですけど、1つ目が「美人」って
ところがニクイw

「銀」「ハープ」「芦田均」「いろは歌」
で答えが「47」とか、ちょっとどういうところから
思いついてるのか想像もできませんw

今日一は最後の10セット目ですかね。
「テレホンショッキング」「サブウェイ」
「アマゾン」「USB」
これで結局、誰も連想クイズの答えは
出せなかったんですが、
正解は「矢印」

それぞれ上記の単語を画像検索して
ロゴを見てもらえば納得すると思いますw

この、1つ目や2つ目のヒントでは
簡単に当てられず、
かといって理不尽になり過ぎず、
答えを聞いたら誰もが「あ〜」と納得できる感じ。
素晴らしい発想力とバランス調整でした。


で、この企画の得点を持ったまま
次の企画に移りました。
「1問多答ハント&トラップ」

これはACEさんが初参加された2月の例会で
鰤さんがやっていた「スナイプ&スナイプ」
オマージュした企画だそうです。

あれですね。私が心理戦の弱さを発揮して
一人だけマイナスポイント
という結果になったヤツwww
こりゃ最初から勝ち目ないわ…。


ルールは以下の通り。
一問多答クイズが出題されますので、
各人ボードに書いて答えます。

答えはいくつ書いても構いません。
誤答は無視して、
正解数と同じポイントが加算されます。

が、司会者のACEさんが指定した
「ハントワード」が含まれていた場合、
どれだけ正解していても0Pになってしまいます。

たくさん書けば書くほど高得点が望めますが、
ハントワードに引っかかる確率も高くなる
というわけですね。

ただし、解答者は自分の解答を1つ、
「トラップワード」に指定することができます。
「ハントワード」と「トラップワード」が
一致した場合、逆に、
正解で入るポイントが2倍になります。

「ハントワード」を読み切ることができれば、
こちらの方が断然有利になりますね。

…たぶんできないけどw


そんなわけで、まずは1問目行ってみましょう。
「一般的な三杯酢を構成する3つの調味料」

正解が3つしかないですw
チキンプレイなら1つだけ解答。
その1つをトラップにするわけなので
少なくとも0点はあり得ません。
男気を見せるなら3つとも解答して、
トラップを当てに行くことですね。
失敗すれば0点ですし、成功すれば
3×2=6Pとなります。

いつものようにボードに書く形式なので、
誰が何を書いたかは分かりませんが、
ACEさんの指定したハントワードは「醤油」

なんと、「醤油」をトラップにした人は
いないということで、
「醤油」にハントされた人は0点、
それ以外に正解を書いた人は
書いた数だけ得点となりました。


2問目は「三本の矢の逸話で知られる毛利三兄弟」
ということで、これも正解数が3でしたが、
今度はトラップも正解して
6ポイントをゲットする人も出ました。

ポイントも追えないので、
残りはダイジェストにしますが、
3・4問目は正解数が4
5・6問目は5…と徐々に
有効回答数が増えていきます。
つまり、後半になればなるほど、
多くの答えを書いて高得点をゲットする
チャンスも生まれる代わりに、その中に
ハントワードが含まれてギャフンとなる可能性も
高くなるということですねw

最後の15問目なんかは
正解数が12ある上、ポイントが2倍ということで、
トラップが成功すれば4倍www

私にとっては、割と得意な方に分類される、
漢字に関する問題だったので、ここで何とか
点数を稼ぎたかったのですが、
見事にハントワードにハントされてしまい
0点でしたw

逆に、最後にトラップを成功させた鰤さんが
トータル70Pで優勝でした。

面白い企画をありがとうございました。


やはり、ボドゲというお手本に
日常的に触れている分、ゲームバランスの
取り方とか、司会者としての場のさばき方とかは
上手いなあと思いました。

特に、企画をやる順番の都合で
時間がケツカッチンになってしまったため、
ちょっと駆け足気味になってしまったのですが、
特別、企画に不備が出ることなく、
つつがなく終わらせられたのが手馴れてる感じがして
ステキでしたw

後半の企画は、
明確なオマージュ元の企画があるため、
やはり新鮮味という点では薄かったものの、
元の企画のルールをシンプルなものにしつつ、
元の企画にあった「駆け引き」の部分を
上手く抽出していて、良アレンジだったと思います。

オマージュ元の企画では、
まず最初に「一般市民」か「スナイパー」かを
解答者が選択する段階で、
ハイリスク・ハイリターンか、
ローリスク・ローリターンかという
ジレンマがあって、
その上でNGワードを読むという
2段階の駆け引きになっていたのですが、
こちらは正解をどれだけ書くか、が既に
リスクとリターンのジレンマになっており、
NGワードの読み合いが毎回発生するという、
1粒で2度美味しい、的な
ゲームデザインになっていました。


以前、確か「ファミ通」に載ってた
コラムか何かだったと思うのですが、
「面白いゲームというのは
ジレンマが上手く表現されている」

という記事を見たことがあります。

例えば、
「敵を倒すためには敵の前に出て
弾を撃たないといけないが、敵に撃たれて
自分がやられる可能性も高くなる」みたいな。

こういう「どっちを取るか悩ましい」というのを
上手くデザインできているゲームが
「面白いゲーム」であるというようなことが
書かれていて、当時の私はそれを読んで
「へぇ〜」といたく感心したものです。

クイズ企画の場合も、形式によっては
「ゲーム」に近いルールになる場合が
多々ありますので、これは是非念頭に
置いておきたい考え方なのではないかと。

もちろん、クイズの実力を重視したい場合や、
何らかのモチーフを再現する場合なんかは
必ずしもジレンマが必要
というわけではないのですが、
上手く使いこなせると「バラエティ」的な企画が
より一層盛り上がること間違いなしです。

ウチのサークルだと、
やっぱり元ボドゲ勢の文月さんが
得意にしてらっしゃいます。

もし、バラエティ的な企画を作りたいけど
上手くいかないと悩んでいるような方が
いらっしゃったら、過去記事で文月さんの企画を
探して読んでみていただくと
大変参考になると思いますよ。


そんなわけで、今回のレポートはこれで終わりです。
今月の例会も、とても楽しく
過ごすことができました。
企画を作ってくださったみなさん、
ありがとうございました。

また次回のレポートもなるべく早めに更新したい
と思いますのでよろしくお願いいたします。
2017 04/16 00:08:54 | クイズ | Comment(3)
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