かつて題名のなかったBLOG
バッテンチョイスの画像を探してみたけど
あんまりいいのがなかった
…から。

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ということで、ここまで3回に渡ってレポートした
佐竹さんの企画、ここから私の個人的な感想を
書き綴っていきたいと思います。


最初の方でも書きましたが、
今回の企画に参加してみて、
佐竹さんは正統派な企画を少し捻って
独創的なものにするのがすごく上手いというのを
再確認しました。

特に感心したのは決勝のトーナメントですね。
普通、予選の1ラウンドの結果を丸々潰す
なんて発想はできませんよw

しかも、潰しつつも理不尽にならないように、
潰された結果は、上位が有利になるようにし、
残った3ラウンドの結果も、ノルマや誤答の
ポイントを増やすのに使用することで、
なかなか上手く予選の結果を決勝での有利不利に
落とし込むことが出来ていたと思います。

早押しを全員同時に行うトーナメント戦
っていうのは、以前にもしょーせーさんが
クイズの扉とかでやっていましたし、
それ自体はそんなに珍しい感じはしませんでしたが、
こういったプラス要素が非常に「巧い」と
感じました。

と、いうように
決勝戦は個人的にすごく良かったと思うのですが、
それだけに予選が若干グダってしまったのが
本当に悔やまれますね…。


順番に見ていくと、まずはペーパー。
これはお試し的な要素もあったようですが、
問題の難易度が高すぎましたね。

いや、でもこれ、すっごく気持ちは分かるんですよ。
自分で問題を作るときって、
思わず難しい問題を作っちゃうものなんです。

だって、私がそうでしたからw

「私めのような者が分かってしまうような問題では、
ここにお集まりの皆々様方にとっては
赤子の手を捻るようなもので、とてもじゃないが
ご満足いただけないのではないだろうか…」

という考えに至ってしまうんですよね。
いや、流石にちょっと言い過ぎかなwww

でも、大体そんな感じの思考が働いて、
今さらあんまりベッタベタな問題は
自作問題の中に入れづらい
っていうのはあると思います。
市販の問題集とかに載っていたら
普通に読むんですけどねw

また、どうしても自作する場合は、
自分でも色々調べていたときに
「おっ、これ面白いな、問題にしたろ!」って感じで、
新たに発見したことを問題にすることが
多くなりがちなんですよね。
で、それが実はベタ問でした、
なんてことはあんまりなくてw
普通に他の人も知らないことである場合が大半なので、
難易度が高くなりがちなんですよ。

これも、私が散々経験したことですwww

だから、私は今では、例えベタ問でもいいので、
誰もが答えられるような問題を
意識して混ぜるように気を付けています。
以前に他の記事でも述べましたが、
やっぱり、早押しクイズは
問題を答えてもらうことが基本で、
難問を出してプレイヤーを苛めるのが目的では
ないわけですからね。


そう考えると、予選2ラウンド目も
同じような問題を抱えていたのかなと。

イントロクイズの場合は特に
「誰もが知っている曲を
いかにイントロの部分だけで分かるか」
というゲームなので、
大半の人が聞いたら「あ〜あれか」って
ならないとダメなんですよね。

古い話ですが、以前にJuniorくんが
「過去3年のヒット曲ベスト100位」から
出題するイントロをやったときに、
下位の50曲超が誰も答えられずに
スルー連発ってこともありましたっけwww

特に今回のような「洋楽」なんてジャンルだと
聞かない人は全く聞かないジャンルですし、
「聞いたことはある」ってなっても
タイトルは知らないって程度では
押せないですしね。

以前に私がアイマスクイズで
やらかしたときのように、そのジャンルに
興味が無い人が全くついていけない
感じになってしまいました。

こういう、若干自分の趣味が入るようなジャンルも、
自分が思っているより知名度が低くて
結果的に難易度が高くなってしまうという、
これも「あるある」だと思いますw

自分は詳しいので「これぐらいは知ってるだろう」
と思っていても、世間では全然
ってことはよくあるんですよw

私も「東方project」の問題をたまに作りますが、
毎回、そういう面でガッカリさせられておりますw
前に「東方キャラを嫁に選ぶ」というのを
やったときも、まさか主人公の2人ですら
鰤さんしか知らないとは思いませんでしたw

まあとにかく、趣味的なものを
前面に押し出すときは要注意ということで。

私も、この点においては
未だにやらかすことがありますので、
自戒の念も込めて改めて書いておきます。
趣味問題って作ってて楽しいしね、
ついやっちゃうんだけどねwwww


また、そうして問題のスルーが
多くなったおかげもあって、イントロ問題なのに
曲が長く流れ過ぎて時間を圧迫し、
後半の第3ラウンドや第4ラウンドが
「巻き」になってしまいました。

この辺の時間配分は、佐竹さんが
予選→決勝という流れの企画をやるのが初めて
ということもあって、仕方ない部分もある
とは思うのですが、大きな問題点の一つでした。

例えば第3ラウンドは、
予定ではオーナーを2周することで
「問題の引き」による運ゲー要素を
ある程度軽減するように考えられていたのですが、
1周に短縮されて、それがなくなってしまいました。

第4ラウンドも問題自体が少なくなりましたし、
前半がグダってなくて、もっと時間に余裕があれば、
「ウンチク」が語られるような空気も
作れたかと思うんですが、この時は
「早く先に進める」という空気が支配していて、
ウンチクを語る人がほとんど出なかったのが
残念ですよね。

ただ、こういうプレイヤーのアドリブに
まかせるような企画は、個人的には好きなんですが、
あんまり成功したイメージもないので、
割とギャンブル度が高かったのかもしれませんwww

私も大昔に「即興で嘘の選択肢を考える」
っていうのをやったら
まさかの「ギブアップされる」という経験があって、
それ以来、プレイヤーのボケセンスに
大きく左右される企画は
コワくてほとんどやってませんwww

場の空気を作るのって大事なんだなって、
改めて思いました。


…ってな感じで、またも長々と語ってしまいましたが、
再三申し上げているように、
別に佐竹さんを非難しているわけではなくて、
次の企画に活かしてもらったり、
他の人の参考にしていただければ
と思って書かせていただいております。

決勝戦以外にも、イントロの最後の
司会者がアカペラで歌いやがる問題とかw、
ちょいちょいツッコミどころのある
早押しのフリとか、佐竹さんらしさは
存分に発揮された企画だったと思いますので、
これからも、その色を大事にして
企画を考えてみていただければなと思っております。

次回を期待しています!



さて、そんな感じで
佐竹さんの企画は終わりましたが、
本日は「企画FREEDAY」ですので、
まだ時間はあります。
続きまして、みっくさんが用意してきた
ペーパーをやりました。

制限時間は20分、全100問でしたが、
すごかったのは、
例えば1問目なら「1」に因んだ問題、
2問目は「2」に因んだ問題…100問目は
「百」に因んだ問題、
と全ての問題が統一されていたことですね。

それでいて、“いかにも無理矢理こじつけた”
という感じでもなく、難易度もいい感じの範囲に
収まっていたのが非常に良かったです。

あと良かったのは、解答用紙をキッチリ回収して、
みっくさんが採点したものと
問題ごとの正解率等を集計したものを
後からネット上で公開された点ですね。

オープン大会なんかだと、後で記録集なんかが出て
割とそういう集計結果も載ってたりするんですが、
少なくともウチの普通の例会でそういうのを見ることは
今まで一度もなかったので、とても面白かったです。

このくらいの問題だとこんな正解率になるんだな〜
という一つの指標にもなりましたので、
これを見られた人は
なかなか参考になったのではないでしょうか?

ただ、私個人としては、正解率の分析だけでなく
全員の解答まで完璧に晒されると分かっていたら、
もっとボケ倒しておけばよかった
反省しておりますwww

ちなみに、トップはあいんすくんで79点。
私は61点で7位でした。

というわけで、このペーパーに関しては
特に言うことはございませんw
次回は、何か企画をやっていただけるのを
期待しております!


ってな感じで、一旦ここまで。
企画FREEDAYはまだ続きますよ!
次回はコンくんの企画をレポートします。
お楽しみに!
2017 04/13 18:38:01 | クイズ | Comment(4)
Powerd by バンコム ブログ バニー

この記事へのコメント

レポートお疲れさまです。

問題難易度について
自分の世界観のもとで問題を作りつつ
いざ出題した時に回答者からみた
難易度が程よくなる感じにするのは
本当に悩みますね...
ある程度参加してメンバーの
得手不得手の傾向がわかると落としどころは
イメージできなくもないですが...
地道に問題集に目を通したり、自ら問題を
作って慣れていくしか方法はないんですかねぇ...

みっくさんのペーパークイズ
地味にこのペーパーで1位だった嬉しさも
さることながら、問題構成も難易度も
ちょうど良くて本当に凄かったです。
ある種目指す目標になった気がします。

この時はペーパークイズだけでしたが、
企画モノになったらどうなるのか
楽しみだなと思いました。
Posted by あいんす at 2017-04-13 23:17:25
れぽーとおつかれっすー(チャラ男口調で)。
ペーパーの難易度に関しては、たぶん「ペーパーだから」という意識もあってのことだと思います。あと、
>「おっ、これ面白いな、問題にしたろ!」って感じで、
新たに発見したことを問題にすることが
多くなりがち
というのはまさにそうです。そこらへんを回答者が答えやすい問題に仕立てていくのが肝心なんですよねー。
それから、企画に合った問題・問題にあった企画にしていくことも反省点でした。イントロだと、たとえば以前鰤さんがイントロの企画でやったクイズグランプリのような形式だと、参加者が自発的に出題傾向を選べるのでなじみの薄いジャンルの問題でも比較的ストレスが緩和されるんかなーと思いました。
補足説明クイズの場合だと、「スルーになる問題は作らない」「うんちくが語りやすい答えにする」といった要望も出てくるのでなかなか大変だ。
企画の時間割に関しては、もともと通し企画の予定で作ってたものをうまく直せなかった部分もあります。
次回やるときはそこら辺の反省を踏まえれれば・・・(できるとは言ってない!言ってない!)。
みっくさんのペーパー面白かったです。時間配分のミスで終盤あせってミスだらけでしたが。あと、個人的に助六のいなりずしが単独不正解だったのが問題読んでない感丸出しでダメでしたね。
Posted by さの字 at 2017-04-13 23:54:35
レポートお疲れ様です。

佐竹さんの企画
クイズの問題は全体的に難しかったけど、難問や長文で開催されるオープン大会もありますし、
自分の勉強にもなるので個人的にはアリでしたw
ただ、企画全体でのテンポやスピード感の調整が難しそうですね。
もし自分が次に企画を担当する時は『ほどほどに好きにやらせてもらう』部分を
1コースまたは1ラウンドでパク…参考にさせてもらいますw

みっくさんのペーパー
ペーパーもアイディア1つで、あれだけ面白く出来るのかと感動しました。
個人的に悔しかったのは、F91のパイロットの名前を思い出せなくて単独正解を取り逃した事ですw

Posted by ルドルフ at 2017-04-14 19:58:51
> 地道に問題集に目を通したり、自ら問題を
作って慣れていくしか方法はないんですかねぇ...
まあ、そうですね。
ただ、私は「全問題をおなじような難易度に統一する」ということまでは
しなくてもいいだろうと考えている人間なので、
誰でも押せるような問題が多めに混ざってさえいれば、
いくらかは超難問が混ざってようが趣味問が混ざってようがいいんじゃない?
ってことで、そこまでは気にしてないですけどね、今はw

> 企画に合った問題・問題にあった企画にしていく
これは、企画に何らかのコンセプトや意図がある場合は重要ですね。
今回だと、4ラウンド目のウンチクを語らせるクイズでは、
せっかく答えても、何も語ることがないってことがないように、
ある程度話を広げられそうな解答になる問題を工夫するべきだったと思います。
そう考えると、作問がかなり難しそうですけどwww

> 難問や長文で開催されるオープン大会もありますし、
そういうコンセプトで統一されたうえでのものならOKなんですが、
それでもウチが「初心者サークル」であることを考えると、
やっぱり、あまり望ましくないかなとは思います。
その高難易度が、何らかの形で「企画の面白さ」に
還元されているなら別なんですが…。


まあ、いろいろ書きましたが、
何度も言っているように「正解」は一つではないので
いろいろやってみることしかないと思います。
頑張ってくださいませ。

私も頑張る。
次の企画のネタがいまだに何も出てきてないのでね…。
Posted by ヤーロウ http://bany.bz/no_title/ at 2017-04-14 22:52:28

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