大連帰国日記

2005年 10月 の記事 (8件)

この前の日曜日、空港に日本人のおじさんたちを迎えに行った。会社からは、迎えに行ってホテルに送っていけばよい、と言われていたが、おじさん達、動物園に行きたいんだけど連れて行ってほしい、とねだって来た。
おっさん迎えに行って動物園とは予想外だったが、もちろん一緒に行って自分も楽しんでいた。
それにしても普段日本に居る日本人と会うのは久しぶりだ。言葉の誤解などで私にとってもいろいろ新鮮だった。

言葉の誤解その1:
動物園の入り口でかなり道が広く、車専用の道路と人間用の道があったのだが、パッと見区別がつかず、広い方の車用の入り口から入ろうとした。
そこで従業員の人が 「左側からお入りください」(請往左走(チンワンズォゾウ))と、ちょっと早口で言った。
ほうほうそうか、と方向転換したが、日本人達、ものほしそうな目でそばの車を見ていらっしゃる。。。
なんで??
どうもさっきの従業員の「請往左走(チンワンズォゾウ)」が、日本語の「お車どうぞ」に聞こえたらしく、今「お車どうぞ」って言ったよね?と話し合っていて、そばの車にのろうとしたらしい。
え??  あはは。なぁるほど! 「ほったいもいじるな!」みたいなモンだ。
慌てて「請往左走(チンワンズォゾウ)」を説明し、みんなで大笑い。

言葉の誤解その2:
園内にアイスやジュースを売っている小屋があった。ちょうどそこは今閉まっていて無人。ネスカフェの宣伝の看板がかかっていた。ネスカフェはこっちでも有名で、いろんな商品が出ている。
が、おじさんたち、売店が鳥小屋だと思ったらしく、「鳥いないよ」
・・・・は??? ナンデ?
実は、ネスカフェは中国語で「雀巣(チュエチョウ)」と言う。
ネスカフェの宣伝の、「スズメの巣」という漢字を見て、
おじさんたちはその中に雀がバーっと大量に飛んでいるのを想像したらしい。 アイスの売店だっツーの。
よりによってその売店、孔雀小屋の隣にあった。ネスカフェの説明をして、その場でまた大笑い。

でも今回の日本人達は、3名様だったが、和気藹々としていて冗談好きでおもしろかった。若い人が多かったからかもしれない。
本当に日本の会社ってこんな感じなんだろうなぁ・・・っていう、まとまった雰囲気だった。会話中にいろんな他の社員の名前が出てくるし、お土産を考えながら行動している。
中国の会社は個人主義で、頻繁に転職するのが普通なのであまりお土産を買っていく習慣はなく、その場に居ない人の名前はあんまり出てこない。
社内の雰囲気がよければ日本の会社はおもしろそうだ。
2005 10/29 23:52:03 | none | Comment(0)
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中国人の親しい人が出来ただけに、最近、私の大連ライフは大きく変わった。
まずは食べ物。一人でウロウロしている頃は、得体の知れないものには全く手を出せなかった。が、現地人と一緒に居ると得体が分かるので、何がどんなものでどう食べるのか、レパートリーが結構増えた。中国にも日本にはないおいしいものがたくさんある。 スーパーへ行っても、以前は私の理解できる食品は3/5足らずだったが、今では4/5くらいにはなったと思う。
それからパソコン関係。私は機械オンチなので、電気機器の世界は全く得たいが知れなかったが、パソコンも無事購入でき、便利な中国サイトも知れた。
知り合いも増えた。彼は学生時代の友人が多く、週末にいろんな友達としょっちゅうみんなで集まり、その会合によく連れて行ってくれる。もちろん私一人だけ日本人で、みんなすごく珍しがるので恥ずかしい時もあるが、正に普通の中国人の生活や習慣が分かる。
友人は学生時代に一番作りやすいというが、本当にそうかもしれない。物心もついて何を見てもおかしかった、中学〜大学初めくらいまでか。特に高校時代なんかピークですごくくだらないことで友達と笑っていた気がする。十代の学生時代を一緒に過ごした、似たようなフィーリングの人は大人になって久々に会った時でも、同じようなノリで話せるのかもしれない。特に中国は日本と違って、一部屋に何人も共同で暮らす寮生活が普通だからか、その絆は特別深く感じさせられる。もっとも、彼らの人間性もあるんだろうけど。
私も日本には学生時代のいろんなタイプの友人がいるから、そんな時は彼女らを思い出し、会いたくなってしまう。。
私が大連に来てからと言うもの、全然会えなくなってしまい、みんなお互いそれぞれの現在の日常生活があるから、連絡もしょっちゅうはしていないが、元気かなぁ・・・
2005 10/24 22:37:20 | none | Comment(0)
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大連の有名な場所の一つ、星海広場です。
かなり広いので、自転車や馬車がレンタルしてあります。周りには展示場や、海、高級料理店がた〜くさん。
ただ風がふきっさらしなので、真冬の風がある日は行けたもんじゃありません。
写真は有料の馬車(上)とだだっ広い広場の中心(下)


2005 10/21 23:12:27 | none | Comment(0)
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最近、部長がチャットにはまっている。。(仕事中に)
会社の座席は私の横に部長が居て、後ろは壁。うまい具合に部屋の隅に位置しているため、私と部長のパソコン画面は誰からも見えない。隣に居る私がチラッと見なければ何しているかは、誰からも見られないのだ。
仕事中、部長がカチャカチャと軽快にキーボードを敲いている。ふと彼の画面に目をやると、ドカッとあのMSNメッセンジャーの、特徴ある青い画面がデカデカと立ち上がっている。そしてその青い枠の中にはカラフルな絵文字つきの文章がならんでいる。
・・・??なんで30半ばのオヤジが、真昼間に長い文章でカラフルな絵文字付きのチャットやっていられるんだよ?。。と不思議だ。

今日、部長から、自分が書いた報告メールの日本語をチェックしてほしいと言われ、部長の画面で見てチェックした。
すると、画面の右下から「○○さんがサインインしました」というメッセージがニュキっと現れた。。。しかもそのメッセージの横には、若い女の子が上目遣いでニコッと微笑んでいる写真が・・・
オイオイオイオイオイおいおいおいおい・・・・おっさん!
見てみぬ振りをした。

普段も私は、チラッと横をみてしまい、見る度にポカンと口が開き、一瞬固まり、頭の中で鼻で噴出してしまう。
ふはははははは・・・・
2005 10/21 22:41:45 | none | Comment(0)
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よく大連に出ている日系企業の工場とか事務所を訪問に行く。
そこで見聞きしたことについて。。
中国は日本より人件費が安い訳なので、大連にもたくさん工場が建てられている。そこにいる日本人は大体2〜3人。日本から、1〜2年契約くらいで交代で連れてこられるそう。その人たちにとっては大変だろう。私と違って、来たくもなく、中国語は一言も知らずに会社の命令で育ち盛りのこどもがいる(かもしれない)家族とも離れ、いきなり外国に来なければならない訳だ。
その人たちがこっちで所長(こっちでは総経理と言う)になって管理役を勤めている。
言葉の分からない所長だ。かなり少数派民族の所長。
だが彼らも日本語で指示、生活できるようになっている。日本語のうまい中国人がその下にいて、一緒に管理役をしているからだ。日本語のうまい中国人はヒジョーに多い。
そしてその下に工場労働者がたくさんいる、という具合になっているらしい。だから一番上と一番下では全く言葉が通じない。でも普通、社内で一番上と一番下の社員とで話すことはそれほどないだろうから、問題ないようだ。
だから会議等でも、言葉の分からない日本人所長一人のために何人かの中国人同士でも日本語で話す。という感じで、日系工場は回っているようだ。
日本人は管理力は相当あるが、言葉が出来ないみたいだ。

彼らの段階ごとに給料は激しく違う。日本人総経理のおっちゃんたちは、普通に日本の給料だろう。その下の日本語が話せる管理職の中国人は多分よくて6千元くらいか、まぁ大体3千元くらいだろう。彼らは当然大卒だ。そしてその下の工場労働者は1000元以下らしい。中卒の人らしい。(1元は15円くらい)
この前小耳に挟んだが、大連開発区で工場労働者のストライキがあったらしい。
工場労働者はあまり職場を変えない(というか変えられない)そうだが、日本語が出来る3千元クラスの人たちはしょっちゅう職場を変える。だから、たまに連絡して、「あぁ、この前辞職しました」と言われるのはしょっちゅう。また、たまたま前の同僚が今度は隣の会社で勤めているなどというのも珍しい話ではない。一方、日本人総経理はいきなりしらない外国に行かされ、寂しく過ごしている人もいれば、それなりに楽しんでいる人もいらっしゃる様子。でもやっぱみんな少し不安みたいだ。

みんなそれぞれ生まれた星の下でいろんな人生を歩んでいる。
2005 10/20 23:05:54 | none | Comment(0)
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大連のとあるデパートのエレベーターに乗ったら、いかにも日本人だと分かるおば様達と一緒になった。
中国人と日本人は同じかもしれないが、ご年輩さんはだいたいすぐ分かる。大体日本人のおばさんの特徴は、白っぽい帽子、リュック、小柄で太め。色白、目が小さめ。アイラインなどは淡い色で口紅は濃い。メガネ。その他、服装など日本で見覚えのあるもの、だ。
そのおばさんたちとエレベーターに一緒に乗った。

ちなみに私は彼と二人でいた。幸か不幸か、私は日本人にしてはかなり長身で、約170cmある。遺伝だ。一方彼は中国人の中でもかなり小柄な方で165cm弱なのだ。これも遺伝だそう。お互いのコンプレックスをあざ笑うかのような皮肉な出会いだった。なので、並んで歩いていると一目で身長差が分かってしまう。
そのおばさん達は、私が日本人だとは分からなかったようだ。当然、たまたまデパートで同じエレベーターに乗り合わせた普通の中国人だと思っている。そりゃそうだ。私を日本語が分からない普通の中国人だと思い込み、私ら二人を見て普通に日本語で
「このカップル、女の方がずいぶん大きいわねぇ〜。」
・・・・・・・ 私も日本人なんだな〜。
二人で噴出すのをこらえた。が、ちょっと面白半分というかおばさんをからかってみようと言うか、真がさしたというかで、、私はニコ〜ッっと笑いかけ、
「私も日本人なんですよ〜
と答えてしまった。
するとおばさん、「あら〜、ごめんなさい〜・・・;;」と言って赤面し、うつむいてしまった。
悪いことしちゃったな・・・黙ってりゃよかったかも。。
と思ったのも束の間。別のおばさんが、
「ほ〜んと、ごめんなさいねぇ。 でもねぇ、うちの息子も小さいのよォ。まぁ、幸せになってね。おほほほほ。」
と言って行ってしまった。

その後一分間、彼は「いい人だけど失礼なッ。」と半分怒り、私は大爆笑。笑いすぎて壁にぶつかりそうだった。

ぶらぶらしているうちにまたそのおばさん軍にバッタリ会った。
そうするとそのおばさん、その場でどこで出会ったかやら今後どうするのかやらを深く聞いてきたり、そして今度は、「んまぁ〜、賢そうで上品な顔ねぇ〜好青年だことぉ!」と彼をほめ始めた。さっきまで小さいって言ってたのに・・・
そして、「日中関係の悪い中でもあなた達みたいな若者がいると安心だわぁ〜」と言ってちょっと立ち話し、その場で別れた。
結構笑える一コマでした。
2005 10/12 12:46:26 | none | Comment(0)
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まずはお馴染み、川を挟んで上海TV塔とその付近の建物。


預園と呼ばれるお寺です。とにかくすごい人、人、ひと、ヒト!


上海から車で約二時間。蘇州にも参りました。町の風景や観光地のお寺です。どこの何がなんだか、、ちょっと忘れてしまいました・・・


上海テレビ塔からの風景


昼間の外タン。


夜の外タンと上海タワー (タワーの横の地球は国際会議場)


帰りの飛行機。運良く窓側に座れました。


大連到着。
2005 10/09 19:57:56 | none | Comment(0)
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10月1日〜7日まで、中国は「国慶節」と言われるゴールデンウィークだった。要するに建国記念日だ。建国記念日で一週間の連休とは、、愛国心の強さを感じる。
そこで私は上海に遊びに行った。
上海に行くのは始めてなので、いろいろ驚くことが多かった。
?まず上海は大連とは比べ物にならないくらいデカイ。近代的な大都市だ。大連にも日本企業が多いから、大連もそこそこ大きいのかと思えば、えらい違いだった。まさに井の中の蛙だ。
?道が狭く整い、車の運転が穏やかである。中国の交通状況が日本人にとって厳しいものであるのは、中国に行ったことのある日本人なら誰でも感じているだろう。
てっきり都会である上海の方が危険だろうと思っていたが、
全く逆で大連の方がずっと恐ろしい。。そういう意味では、上海の方が町の雰囲気が東京に近い感じがした。
?上海語。標準語とは激しく違い、全くにして分からない。。中国人でも上海出身の人でないと分からないそう。
?タクシーの違い。大連よりきれいで、値段が高い。運転手がが背広を着ている!大連は古い車が多く、うんちゃんは制服もないため適当な服で、Tシャツにサンダルと言った感じだ。
?花屋がある。大連には生花はあまりなく造花ばかりで、生花を売っている店など少ないが、上海は道をあるくとちょくちょく生花屋があった。

上海をざっと見回した大きな違いはこんな感じだ。
上海観光は日本からの父と合流し、日本人向けのツアーに参加した。が、参加者は我々親子の二人のみ。。まるっきり貸切ツアーだった。
車の中には我々親子と、ガイドさん運ちゃんの4人。ガイドさんは同い年くらいで日本語はまぁまぁ。マニュアルを丸暗記し、その通りに読んでいるのがよく分かった。でも、頑張ってたくさん覚えたんだなぁ、というのが伝わってきた。
中国に一年間も住んでしまうと、今更ツアーと言うのも少し微妙だった。だが上海は初めてなので、方向がさっぱり分からなく、一人だとちょっと厳しい。
ツアーのいいところは、車に乗るだけで名所に連れて行ってくれるところ。調べなくても教えてくれるところ。だが、自由が利かなく、もっと見たくても時間が指定されてしまう。それから何よりも、日本人向けのお土産屋に連れて行かれる。日本語が出来る店員と華やかでこじんまりしたお土産屋さん、値段の相場はザット普通の店の5〜6倍だが、旅行に来た外国人客なら仕方ない。普通に買うだろうし、それが商売だ。需要と供給ってやつか。ツアー参加と思われる外国人客がどしどしつれて来られている。お土産を薦められるので、大連にすんでいる旨を伝えたら、冗談交じりだろうが、そこで働かないか。。と。。ちょっと、、いいや。
続きはまたPart2で。
2005 10/07 19:13:36 | none | Comment(0)
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