大連帰国日記
うぅ〜、しまった。。社長室で大泣きしてしまった・・・私としたことがぁぁぁ〜。
昨日、いきなり社長に呼ばれた。なんだろ、と思ったら大学の日本語授業についてだった。どういう風になってる・・・? と聞かれ、素直に現状を話したらあきれた口調で、なぜ報告、相談しないのか、と怒り出した。。
あぁ、そうか。。確かにそれはよくなかった・・・
でも言ったら言ったで怒られそうだし、もう誰に言っても無駄で準備だけは後悔しないようにし、成り行きに任せるしかないと思ったからだ。が、、んなこと言えない。
そして参加者が大幅に減っている理由などを深く深く聞いてきた。報告しなかったことは謝ったが私は、授業をいい加減にやっていました、なんて言う気はさらさらない。今回は社交辞令でも言いたくなかった。自分なりに考えて準備したし、先方の先生にも相談した、と言っても理解してもらえない様子。
いきなりおかしな場所に放り込んでおいて、人の揚げ足ばかり取るような社長の行為にすごく腹が立ち、悔しさで一杯になり、ふて腐れた態度で泣きたいのをしばらくこらえていた。が、そんな会話をしているうちに、もうこらえ切れなくなり、社長をにらみつけた私の眼から涙が溢れ出てしまった。
おいっ、止まれ〜!と思っても止まらない。ヤバイよぉ〜;;と私の中では自分に叫んでいたが、社長は顔色一つ変えない。社員に強く言ってそういう姿には慣れているらしい。
要するに私に、大学で教えるという機会をわざわざくれたらしい。そのチャンスを今のままだと捨てることになるからなんとかしろ。ということだった。そしてその成り行き任せな性格もなんとかしたらということだった。
他の社員からも聞いたが、社長が私を大連へ来させた大きな理由は、性格を変えさせたかったからだそう。受身で自己主張のない性格を中国人達にもまれ、能動的で自己主張のあるハキハキした人間になってほしいそう。。
ありがたい話だが、余計なお世話でもある・・・実は中国の会社では日本ほど上下関係がなく、給料〜元上げてくれとか、普通に社長に言える世界なのだ。日本人の感覚では始めは信じられかった。そういう社会からすれば私のような、よく言えば控えめ、悪く言えば空気の抜けたような性格は、時として嫌がられる、、というか損みたいだ。でも日本であまり自己主張が強かったら傲慢と評価され、逆に嫌われるのではなかろうか・・・? 謙遜の美学を大事にして育ってきたし、そのアイデンティティを保持することは一応日本人としては悪いことだとは思わないので、私はそれほど変身願望はない。
それをまた社長に言えばいいのかもしれないが、そんなこと言っても意地の張り合いとただの反抗になるだけで、何の解決にもならないだろう。
ま、ありがたいと思って受け入れなければならないのだろうか? 
やれやれ、、珍しく精神的にやられた一日だった。
2005 09/27 22:32:14 | none | Comment(0)
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