おとといから目覚し時計が壊れ、見事に遅刻した。 早速昨日、仕事終了後に目覚し時計を買い求めに大連のデパート街へ赴いた。大連のデパートは結構大きい。でも情報が少ないと思う。目覚し時計なんて普段気にとめていないのでどこにあるか分からず、結局迷っただけで帰ってきた。迷いに迷ってデパートの閉店時間9時になってしまい、仕方なく収穫ゼロでバス停に戻った。 陽気がいいので夜でも人がすごく多い。大連駅の前からバスに乗ろうと駅の方へ行くと、、、人が殴り合っている・・・?ふざけあってるのか?と思いきや、ちょっとおかしい。どうも本気だ。どうなるんだろ、と思って見ていたら、2人から3人へ3人から4人→5人へとどんどん増え、殴り合いから蹴り押し飛びつきなどどんどんエスカレートしている。お兄さんおじさんおじいさんと世代も様々だ。 原因は何かわからない。多分ぶつかったとか割り込んだとか、まぁ些細なことだろう。何か言い合っているが早くてさっぱり分からない。 おにいさんやおじさんはいいとして、問題はおじいさんだ。始めのうちは若者達は年寄りには手を出さず、年よりは真中でウロウロしているだけのようなものだったが、エスカレートしていくうちに、ジジイは黙ってろと言わんばかりに押し、細身のじいさんは10メートルくらい吹っ飛んでいった。 また素手では治まらず、靴を脱いで武器に、と思いきや、、ある一人が鉄のゴミ箱をどこかから持ってきて振り回し始めた。何十人もの野次馬たちはそれを見て一斉に2メートル引いた。私もその中の一人だ。 よりによってその喧嘩は私の乗ろうとしたバスの目の前で繰り広げられている。当分終わりそうもない上に、その人間離れした姿は見るに耐えなく、遠回りだが他のバスに乗ろうと、私は他のバス停に行った。 ら、・・・その途中、今度はタクシーの運ちゃん二人と、乗用車のおっちゃんが3人で喧嘩している。 今度は口喧嘩だが、なんと言っているのかはやはり、さっぱり分からなかった。その人たちのおかげで混雑している駅前に軽い渋滞が巻き起こされている。 私の見たところ、どちらもヒドイけが人は居ないようだったが、夏の夜、大連駅の前は立ち入らない方がよさそうだと思った。
だが、大連は上海などに比べてずっと治安はよく、人々も柔らかい人が多いらしい。確かに喧嘩は少ない。殴り合いを見たのは今回が初めてかもしれない。 何しろ街並みが全然違うらしい。上海や香港の建物は赤!金!オレンジ、蛍光!等の派手な原色が多いらしいが、大連はそういう原色はほとんどなく、パステルカラーの柔らかい色合いだ。そういう色合いを選ぶ風土の人は気質は穏やかだ、とあるおじさんがおっしゃっていた。まぁ納得だ。
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