頭に月餅を載せているの。
どう、上手でしょう?
なかなか難しいのよ。
長男さんがお八つをくださったわ。
でも、頭に載せてしまって、なかなか「ok」て言わないの。
落とすと汚れてしまうでしょう、だから私緊張してがんばっているのよ。
どうも長男さんは苦手だわ。
とにかく散歩のマナーが厳しいの。
今日も私が前に出たら、リードをギュ-と引くの。
とっさに後に下がったわ。
すぐに撫でてほめてくれるけれど、彼だと私の自由にしにくいの。
美味しい物もけっこうくださるけれど、頭に載せたり、前足に載せたり、腰に載せたりしてすぐには食べさせてくれないのよ。
ちょっと私を玩具にするところがあるの。
私、気に入らなかったらいつでも無視して、さっさと食べてしまうつもりよ。
それに頭にきたらいつでも丈夫な歯で噛みつけるでしょう。
でも、退屈していると窓から顔を出して、声をかけて愛してもくれるわ。
今は長男さんがけっこう気に入っているの。
だから従うわ。