2009年 12月 の記事 (2件)

Άγιος Βασίλης

 今より54年前のことです。
 米国の大手百貨店がクリスマスシーズンのイベントとして
 サンタホットラインを
 各新聞紙上に広告しました。
 それはおそらく、
 事前に数人のサンタクロースにふんした老人を雇い、
 子供たちの欲しいプレゼントを百貨店が用意し届けて、
 幼い夢を叶えてあげようとする企画だったでしょう。
 
 ですがこのとき、
 電話番号が間違っていて、
 可愛い子供たちの電話は
 北米防衛システムの司令部に繋がってしまいました。
 司令部も驚いたでしょう、
 てんやわんやの騒乱が目にうかぶようですね。
 
 実は、司令部では毎年12月24日、
 北極より飛び立つ謎の飛行物体を補足し追跡していたのです。
 電話を受けたひとりの大佐は思わず、
 「サンタクロースがコロラドに向かっているところを
 レーダーで確認した」と応えてしまったのです。
 
 さぁ、子供たちは大騒ぎ。
 サンタクロースが今空を飛んでいる、
 この夢のような事実が世界中に伝播するのに
 時間を必要とするわけありませんね。
 北米防衛システムの司令部では、
 次の年から毎年職員のボランティアをつのり、
 サンタの軌跡を追跡して子供たちからの電話に応え続けます。
 そうして1998年、
 インターネット上に告知したのちには、
 毎年何千何万もの電話や電子メールを受けるようになりました。

 そしてついに2006年、アクセス数は9億4千万を超えました。

 2009年世界の人口は、
 66億3457万959人。
 サンタクロースは20分の1万から30分の1万秒の速度で
 各家をまわらなければなりません。
 そんなの無理に決まってるじゃん、
 っていう醒めた観測は、
 理知的なように見えて、
 実は理知めいているだけにすぎないことを、
 歴史は証明してきました。

 完全なる否定でないかぎり、
 それはそこに存在するのです。

 光を越える速度は存在しない、
 いいえ、人類がそれを探せないだけなのです。
 探せないからといって、
 あり得ない、と断言する博士がたくさんいますよね。
 私はそういう頭脳を信用していません。
 何故なら、自然界は未だに未知であるからです。
 光を超えれば、時間をも超えてしまいます。
 つまり光を超える速度が立証されれば、
 タイムマシンも夢ではなくなるのです。
 赤鼻のトナカイがどうして光を超えられないといえるのですか?
 ええ、そもそもトナカイは空を飛ばない。
 しかしサンタクロースが操るソリは空を飛ぶのです。
 トナカイも光を超えていると考えてもいいじゃないですか。

 12月24日、
 サンタクロースは、
 必ず、
 皆さんの前に現れます。
 恋人とか両親とか隣のおじさんではなく、
 本物のサンタクロースが、
 必ず、
 現れます。
 そしてあなたに、
 なにかを贈ります。
 もしかしたら、
 サンタクロースが現れても、
 私たちは気付かず、
 贈り物も見えないだけかもしれません。

 絵の具は全ての色を混ぜると黒になりますが、
 光は透明になることをご存知ですよね。

 そう、光を超える物体は、
 透明なのです。

 イブを祝いましょう。
 疑わず、
 迷わず、
 真摯な気持ちで、
 イブを祝いましょう。
 そうしたらほら、
 あなたの目の前に!

 皆さま、
 szsより愛を込めて、

 
 ・・・♪*☆★*♂♪*☆★*♪*☆★*♪*☆★・・・
        ☆.。.:*・°☆.。.:*・°
 ・*:.。. .。.:*・゜Καλά Χριστούγεννα・*:.。. .。.:*・゜
       ☆.。.:*・°☆.。.:*・°
 ・☆・**・☆・**・☆・**・☆・**・☆・**・☆・**・
 
 
2009 12/24 19:48:08 | none
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知らず知らずのうちに
きみを好きになって
知らず知らずのうちに
夢を見ていた
知らず知らずのうちに
きみの名前覚えて
知らず知らずのうちに
街を歩いていた
知らず知らずのうちに
きみの家を見つけて
知らず知らずのうちに
電話帳を開いた
知らず知らずのうちに
君と歩き始めて
知らず知らずのうちに
時を流れた
知らず知らずのうちに
君と暮らし始めて
知らず知らずのうちに
離れられなくなった

  鍵を開けたドアの前で
  あかりもつけずほおづえついて

              阿木耀子

知らず知らずのうちに
きみをもっと好きになっていて
知らず知らずのうちに
夢も見れなくなって
知らず知らずのうちに
家を飛び出していた
知らず知らずのうちに
時の流れがとまり
知らず知らずのうちに
口づけさえ忘れ
知らず知らずのうちに
きみの声さえも忘れた
知らず知らずのうちに
きみと歩いた街をさまよい
知らず知らずのうちに
影さえ慕えなくなって
知らず知らずのうちに
きみを思い出せなくなっていった

  鍵を締めた部屋の隅で
  あかりもつけず壁にもたれて
  煙草に火をつけ
  たゆたう紫煙のなかで
  ぽっかりあいた
  胸をまさぐるように
  切なさと遣る瀬無さと
  虚しさと侘びしさを 
  肩をすぼめながら
  刻みつける
  遅すぎたなにもかも
  こおりついた恋のかけら
  醒めたからだに突き刺さる


 
  

2009 12/07 22:37:14 | none
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