あまり知られていない長野県の南信州、木曽南部のご紹介をします。
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母と昨日辰野町から飯田まで半日かけて桜を見ながらのんびり桜見物をしながら帰ってきました。先ずは瑠璃寺の桜、源頼朝が献上したものだということでこれは素晴らしいシダレザクラ。もう上のほうの枝は切り取られていますが、大事にされていることはわかります。

次が、降りてきて上郷南小学校の桜、これはソメイヨシノですがその当時の小学生が校庭に植えて樹齢70年とのこと。もう枝が地を這っています。昔伊那史学会の案内で、この枝の下でお弁当を広げていろいろ説明を聞いたことが思い出されるところです。

次が、さらに少し下って萩山神社周辺の山桜。点々と桜が咲いていて有名ではないのですがとても気持が良いところです。

水路沿いに飯田方面に進めて元善光寺の桜。もうここを通る頃は夕日が傾いていて、少し残念でしたが、ご開帳と言うこともあり警備員がたくさんいて、車を止めて見るということはできませんでした。

さらに車を進めて、今日もご紹介する、花果山水簾洞さんのブログにある「オミノサトブタイ桜」。後ろには歌舞伎舞台があり、昔雨の中を大鹿歌舞伎を見たことがあります。その時桜が咲いていたかどうかは忘れてしまったのですが、肌寒かったことが思い出されます。

ここからさらに飯田よりに来て、飯沼神社の桜、桜が300数十段の石の階段を覆っているのです。これは遠くから眺めますと桜の花が直線的に並んでいるのがわかります。私が56歳の頃この石段の数を数えるために歩いたり、20km走れたのでジョギングで2回挑戦したのですが、途中で息が切れて一休みしてしまい下を見ますと足がすくむほどのところでしたが、ゆっくり上っていかれると楽しいところだと思います。またここは、飯田高校のランニングコースでウィークデイに行きますと高校生が走っているのを見ることができるかもしれません。わが娘も運動クラブで走ったとのことでしたが、やはり若さにはかなわないと思ったことでした。

これより市内に入り、大宮通、飯田市美術博物館の安富桜、長野県合同庁舎の夫婦桜、愛宕神社の清秀桜を見て最後に家の近くの阿弥陀寺の枝垂桜。

87歳の母は、この世の見納めかもしれないと言っていましたが、今度は秋に来た時にはこの桜の紅葉が見られて紅葉の紅葉と重なってとても素晴らしいものですから楽しみにしていてくれと話しました。

大昔菅原道真と言う人が九州に流されて、花を見て京都の花は主がいなくなっても季節が来れば人間の世界とは全く関係なく咲き誇るものだと言う歌を歌ったと話してくれましたが、実際今のものすごい不況と政治の混迷とは全く関係なく桜は今年も綺麗に咲きました。


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2009 04/08 06:50:56 | none | Comment(0)
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