ピアノテクニックと音楽のつながり

2005年 02月 27日 の記事 (2件)


すごく座る事に無頓着な人もいますが、あまりに椅子の高さに過敏になりすぎている人もいるようです。あるピアニストの話ですが、コンサート本番に舞台で椅子の高さ調節がうまくいかなかったからと楽屋に戻って電話帳を取って来て椅子に乗せ、それでも気に入らないと、電話帳の中の1ページを切り取り、それでやっと演奏を始めたという皮肉のこもったエピソードがあります。ひじが鍵盤よりも落ちてしまうと、グレングールドのような格好になり、そうなると腕の動く範囲が狭まるので、彼のようにバッハしか弾けなくなりますし、椅子を高くすると私達日本人の体型だと”でん”と座るとペダルが届かなくなるので、これもあまりよくないと思いますが、椅子の高さに過敏になりすぎないほうがいいと思います。
2005 02/27 21:49:54 | ピアノテクニック | Comment(0)
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コンサート本番で演奏中に、フォルテで弾いた瞬間椅子が後ろにすべり、舞台袖まで跳んで行ってしまった・・・って話を聞いたことがあります。(これはかなりオーバーですけど) 弾いている最中に椅子が後ろにすべるという人はけっこういるようです。何でそうなるのかよく見てみると、そういう人は椅子を高くして、ちょっとだけお尻を乗せ、足を突っ張らせて座っていたり、打鍵する時に鍵盤を突っぱねるようにして弾いていました。フォルテで弾く程体を突っぱねて弾くので、椅子がすべっていくみたいです。体に力を入れてしまわずに、開放することを学べばこういった現象もなくなるでしょう。
2005 02/27 21:21:51 | ピアノテクニック | Comment(0)
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