2009年 03月 07日 の記事 (3件)


前回は夏にかかりやすい病気についてご紹介しましたが、今回は冬に多い赤ちゃんの病気についてご紹介します。
寒い季節、冬に多い病気としてはインフルエンザ、溶連菌感染症、ロタウイルス感染症が挙げられます。
インフルエンザは、毎年冬から春にかけて流行する風邪です。
特にこのインフルエンザは、風邪の中でも症状が重いことが特徴として挙げられます。
ウイルスに感染してから症状として現れるまで1〜2日で発病し、高熱、鼻水、咳や嘔吐、下痢などの症状が出ます。
赤ちゃんは大人のように不快感を表現することは難しいので、ワクチン接種をおすすめします。
また、インフルエンザは大人もかかるものですから、赤ちゃんだけでなく関わるご家族皆様も予防接種を受けましょう。
次に、溶連菌感染症です。
この病気は、冬から夏の初めまで流行しますが赤ちゃんが感染することは少ないと言われています。
高熱や頭痛、喉の痛みが症状として挙げられます。
かかってから数日後に発疹が出て、熱は1週間くらい続きます。
発疹は熱が下がったころに消えますので痕は残らないでしょう。
最後にノタウイルス感染症です。
11月から2月頃に、赤ちゃんがかかりやすい病気です。
症状としては白っぽい水のような便が出ます。
吐き気のほか、発熱、鼻水、咳も出るため、初めのうちは風邪と間違いやすいでしょう。
原因としては、風邪のウイルスで、この病気の名前にもなっているノタウイルスです。
とにかく脱水症状にならないよう、頻繁に水分摂取させましょう。
脱水にさえ気をつければ3,4日くらいで治るでしょう。
2009 03/07 20:55:47 | 季節ごとに多い病気 | Comment(0)
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赤ちゃんが無事に誕生する場合があればそうではなくて、何らかの問題を抱えて誕生することもあります。
今回はそんな新生児の病気についてご紹介したいと思います。

低出生体重児
・赤ちゃんは一般的に3000gが出生児の平均体重と言われています。
低出生体重児とは、2500gに満たない赤ちゃんのことを言います。
1500g未満は極低出生体重児と言い、1000g未満は超低出生体重児と言います。
体の臓器や機能が未熟な為に保育には注意が必要となります。
この低出生体重児になる原因ですが、妊婦の喫煙やアルコール依存症、妊娠中毒症などが挙げられます。
つまり、妊娠中の母親自身の健康管理が原因になっているということです。
症状としては、脂肪分が少ないために痩せています。
大きな頭やお腹に対して足や腕などは細く、爪は指の先まで伸びていないこともあります。
治療は、新生児集中治療室で行われます。

過期産児(カキサンジ)
・過期産児とは、出産予定日よりも2週間以上過ぎてから生まれた赤ちゃんのことを言います。
この場合体重が平均以上であれば全く問題はありません。
反対に体重が少ない場合が心配です。
胎盤機能不全症候群という栄養不良になっているからです。
妊娠中毒症の場合に起こりやすいと言われていますが、はっきりとした原因はわかっていません。
低血糖症や呼吸障害などの合併症を起こす危険もあるため、出生時に仮死状態に陥っていることもあります。
症状としては、ほとんどの場合が痩せています。
これは栄養不良によるものです。
治療としては、合併症に注意が必要で退院してからも定期的な健診をお勧めします。
2009 03/07 12:52:16 | 新生児の病気 | Comment(0)
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前回に引き続き新生児の病気についてご紹介します。

不当軽量児
・不当軽量児は別名、子宮内発育遅延児とも言います。
母親のおなかの中に充分な時間いたにも関わらず、体重が少なく生まれた赤ちゃんのことを不当軽量児と言います。
つまり、充分に発育せずに生まれてきた赤ちゃんですから、発達の遅れがあります。
そのために、仮死状態で生まれてくるということもあります。
原因としては、母親が重度の妊娠中毒症になった場合、赤ちゃんへの栄養供給がうまくいかずに起こると言われていますが、はっきりとした原因はわかっていません。
赤ちゃん側の原因としては、染色体の異常と言われています。
症状としては、低出生体重児と同じように皮下脂肪が少ないために痩せています。
新生児集中治療室での治療が必要とされます。

巨大児
・巨大児とは、出生時の体重が4000g以上の赤ちゃんのことを言います。
この場合、体重が多いだけなら問題はありません。
しかし、異常があれば別です。
一般に赤ちゃんが大きすぎる場合難産の原因になりやすく、分娩障害を起こすこともあります。
この場合、呼吸障害などによる新生児仮死が心配されます。
新生児仮死とは自力で呼吸することができないために仮死状態になってしまうことです。
原因としては、母親の糖尿病と言われていますので妊娠中の自己管理が重要となります。
症状としては、髪の毛も生えていて体が大きく太っています。
退院後も、呼吸障害や低血糖症などが心配されますので、定期的な健診を受けましょう。
2009 03/07 08:50:16 | 新生児の病気 | Comment(0)
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