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2008年
9月15日(月) アメリカのリーマン・ブラザーズ社が倒産した。 負債総額が64兆数千億円て、兆ってなによ?兆って・・・それも2ケタ。 そりゃあ大きなニュースになるわ。大事件だわさ。
投資銀行/証券会社だから、 金になるものに投資して生まれた利益を得るとか、 企業を買収してメンテしたり体力つけたりして高く売り出して利益を得る、 証券会社だから、株で儲ける・・・ということをやってきたわけよね。 なにかを作るとか、なにかを売るとか、人が求めるサービスをするとか、 人の暮らしに直接関わることをしないで、常に「先を読んで」お金を動かす。 そうやってお金でお金を生み出して増やしていく。 これもビジネス・・・なんだよな。すごいな。これもありなんだよな。 まさしく「マネーゲーム」だ。
世の中の流れが変わるとお金の動きも変わるから、 予測からはずれていくと、そこを埋めるためにお金を補填して、 それに使ったぶんをまたよそから補填して・・・みたいになっていくのでは? 投資先の赤字や倒産が増えると、得るはずの利益が入ってこないどころか、 元も回収できないから、会社は危機になる。 そうやって、あっちもこっちも不良債権が次々に発生して、 それでもまだ、長い歴史がある企業だけに社長から社員まで誰ひとり、 会社が破綻することを実感できなくて、そこまでの危機感もなかったんだろう。
うちは大丈夫・・・という思いが頭の中のどこかにずっとあって、 それが危機回避を遅らせてしまった原因だと思う。 このアバウトさの為に、世界中がこれから大迷惑なことになっていくのは、 納得できんなあ。
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