仏法の宿業論に共感し、昭和三十五年五月に入会しました。六歳の時に父を戦争で亡くしていただけに、我が家の宿命を転換していこうと思ったのです。
私自身に宿業の試練が襲ったのは、ちょうど東神戸<県>で北長を務めていた時。就任して二年目の昭和六十三年、体調が思わしくなく、病院で検査したところ、リンパ腫との診断。しかし、広布の責任を全うしたいとの思いから、医師と相談し通院しながら治療することを決意しました。
病院から戻ったその夜、真剣に唱題しました。すると、「必ず治る」との確信が沸々とわいてきました。それから抗ガン剤の投与を受ける苦しい日が続きましたが、病状は急速に回復へ向かっていったのです。
しかし、喜びもつかの間、平成元年八月に長男が結腸ガンで急逝。本当につらい出来事でした。この時、池田先生のご配慮で息子のための記念植樹も行われ、どれほど勇気づけられたことか。悲しみをバネとして、更に広布に邁進しました。
こうした障魔との戦いの支えとなったのが、この御文です。“障魔の出現は、自身を強くする好機なんだ”−−こう決めて、敢然と挑戦してきました。
兵庫は今、震災の復興に懸命です。どんなことにもくじけず“勇気、求道、行動”をモットーに、必ずや“素晴らしき神戸”の再建に全力で取り組んでまいります。(兵庫・東神戸<県>副県長)
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