動脈硬化の原因、対策、治療法について
動脈硬化の進行具合を測定する検査の一例として、
京都市南区にある「同仁会クリニック」で受けられる
「動脈硬化検査」について書きたいと思います。

検査にかかる時間は、4分ほど。
この短時間の間に、心機図と脈波図を測定してもらえます。

検査は、ベッドに横になっている間に行われます。

4本の手足にセンサーを取り付け、
血圧などと一緒に行われます。
測定中に痛いことなどは、ありません。
この検査で分かるのが、「PWV(脈波伝播速度)」と、
「ABI(上腕と足首の血圧比)」という値。

PWVは、心臓が血液を押し出すことによって起こる拍動が、
血管を伝わり、手足の先に届くまでの速度です。

PWVは、血管が硬いほど早くなる傾向があり、
血管の硬さが分かります。

一方、ABIの値は、血管が正常な時には、
数値が大きくなります。
それは、健康な状態だと足首で測った血圧の方が
上腕で測った血圧よりも高いためです。

しかし、動脈硬化が進み、血管が細くなると、
足首血圧の方が上腕血圧よりも高くなっていまいます。
すると、ABIの値は小さくなります。

この様に、症状が出にくいため
自分では判断しにくい動脈硬化の進行具合についても、
現代の医療では診断することもできます。

日本人の3大死因「がん・心臓病・脳卒中」のうちの
2つは、循環器系の病気。
しかも、心臓病や脳卒中を引き起こす最大の要因こそが
「動脈硬化」です。

自分の血管の健康度をきちんと調べ、
心臓病や脳卒中などの重篤な病気を発症しないように
心がけたいものです。
2009 03/10 13:55:44 | 動脈硬化 治療方法
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