私の人生の証明。
まずタイトルに惹かれた。
何気ない日常の中で『私の人生の証明』をしてくれるのは家族しかいない。
家族とは血のつながりというだけでなく自分の生きる道標になってくれたり、
たとえ自分が死んだとしてもいつまでも『私の存在を忘れないでいてくれる』
逆の場合もまた然り。
もし私の大切な両親が亡くなってもきっと私の心の中で両親は生き続けてくれる。
ひとり、ひとりに神様が平等に与えてくれたProof of my life。
しかし、もしも愛する人が精神のバランスを崩し一人ぽっちで看病しなければならなくなった時、同じ様に思えるのか・・。
グゥイネス・パルトロワ演じるキャサリンは天才的な数学者の父を師と仰ぎ、自身も数学の道を究める毎日。

キャサリンの毎日のありふれた日常は一変する事になる。
天才的な数学者と讃えられた父ロバート(アンソニー・ホプキンス)の面影はない。
キャサリンの目の前に居るのはキャサリン無しでは生きていけない精神のバランスを崩してしまった父親。
「天才数学者としての父をもう一度・・」
キャサリンの26回目の誕生日を目前にキャサリンの願いは虚しく散った。
父の発病から5年。
父をあんなに讃えていた人達は誰一人助けてくれなかった。
「父が死んでくれて私は喜んでます」
悼む気持ちもない人々に傷つくキャサリンを優しく見つめる瞳
数学者のハル(ジェイク・ギレンホール)はロバートの教え子で密かにキャサリンに想いを寄せていた。
ハルの気持ちに感謝し、やがて恋に変わり閉ざされた心の氷は次第に溶けていく。
そんな時、父の遺したノートの中に画期的な数学の証明が記されていた。
キャサリンはそれを証明したのは父ではなく自分だと主張した。
果たしてそれはキャサリンの証明なのか、それとも父の証明なのか・・・。
ブロードウェイ、ロンドン、マンハッタン、そして日本でも上演され、批評家たちから絶賛された舞台劇の初映画化で2006年度のアカデミー賞最有力候補作品です。
生きていると必ず立ち上がれないような辛い経験をする事があります。
それでもまた人を愛し、自分自身を信じることが出来たら、人は再び歩き出すことができる。希望に輝く朝が必ずまた訪れる。
キャサリンは私たち自身かもしれません。
愛する人の事をもう一度考えてみたくなるような作品です。

プルーフ・オブ・マイ・ライフは2006年1月14日公開です。